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2018年4月27日号 vol.336
山口県のローカル線めぐり
山口県のローカル線めぐり/JR山陽本線 第6回

神戸駅(兵庫県神戸市)と門司(もじ)駅(福岡県北九州市)を結ぶJR山陽本線。今回は、戸田(へた)駅(周南市)から新南陽(しんなんよう)駅(周南市)までの見どころをご紹介します。

温泉の街の史跡 戸田駅

富海(とのみ)駅を後に、戸田(へた)駅へ出発します。しばらくは瀬戸内海の眺めを楽しめます。トンネルを抜けると視界は一転、山あいの景色です。

車窓から見る富海駅から戸田駅間のおだやかな瀬戸内海の眺めの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

おだやかな瀬戸内海の眺め
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海沿いを走る列車の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

海沿いを走る列車
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車窓から見る戸田駅近くの山あいの景色の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

山あいの景色に変わります
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「へた」とはこれまた、難読駅名ですね。この周辺には夜市(やじ)地域があり、これも知らないと読めない地名です。 ホームや跨線橋(こせんきょう)からは、周囲の美しい山々の緑。

戸田駅ホームに保守車両が停車している様子の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

戸田駅ホーム。保守車両が停車していました
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戸田駅外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

戸田駅外観
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戸田駅跨線橋からの眺めの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

戸田駅跨線橋からの眺め
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戸田駅は、周南の奥座敷である湯野(ゆの)温泉の最寄り駅。湯野地区にある山口県指定有形文化財「山田家本屋(やまだけほんや)」を訪れました。

戦国時代末期、毛利元就(もうり もとなり)の三男・小早川隆景(こばやかわ たかかげ)の家臣であった湯野の領主・堅田元慶(かただ もとよし)に仕え、戸田に居を構えた山田氏。その在郷(ざいごう)住宅で、江戸時代中期の建築と推定されます。二度の移築復元を経ていますが、かつては旧山陽道沿いにあり、幕末には村田清風(むらた せいふう)や、幕末の勤王志士が訪れたとされています。

茅葺(かやぶき)、書院造りの立派な建物。中二階の隠し部屋、座敷の刀隠しの引き出し、雨戸を収納する、外からは開かない回転式の戸袋など、工夫が施されており、武家屋敷の趣を見ることができます。

また、楫取素彦(かとり もとひこ)・美和子(みわこ・吉田松陰(よしだ しょういん)の妹・文(ふみ))夫妻と交流の深かった山田家、夫妻からの書簡などゆかりの品々も展示されています。

山田家本屋外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

山田家本屋外観
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中二階の隠し部屋の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

中二階の隠し部屋
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回転式の戸袋の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

回転式の戸袋
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楫取夫妻からの書簡の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

楫取夫妻からの書簡
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楫取素彦による書の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

楫取素彦による書
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毛利(もうり)家や宮家からの拝領品の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

毛利(もうり)家や宮家からの拝領品
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また、隣の駐車場には足湯があります。平成25(2013)年7月にリニューアルされたこの足湯、源泉水を加熱したものを直接掛け流しているものです。山田家本屋の風合いとマッチした木の質感を味わいながら、のんびり楽しむことができます。

山田家本屋隣の足湯の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

隣は足湯です
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足湯につかる様子の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

掛け流しの足湯。気持ちいい!
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次の福川(ふくがわ)駅を過ぎると、周南工場夜景で知られる工業地域の一角が見えてきます。

福川駅外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

福川駅外観
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車窓から見る周南工業地域の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

車窓から周南工業地域が
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豊かな緑と眺望の永源山公園 新南陽駅

さらに進み、車窓から眺めていると、高台の上にある建築物が目を引きます。

新南陽駅に到着。昭和55(1980)年までは周防富田(すおうとんだ)駅という名前でした。貨物駅でもあるので、たくさんの線路が並んでいます。

駅から北へ向かうと、途中には素敵なレトロ建物「旧日下医院(きゅうくさかいいん)」があります。

さらに進むと、緑豊かな自然と山頂からの眺めが素晴らしい、永源山(えいげんざん)公園にたどり着きます。

車窓から高台の上に見える建築物の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

高台の上に何やら見えます
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新南陽駅ホームから見るズラリと並んだ線路の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

線路がズラリ
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新南陽駅前の様子の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

新南陽駅前の様子
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旧日下医院外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

旧日下医院
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永源山公園は、旧新南陽市の昭和45(1970)年11月の市制施行を記念して計画され、「限りない活力の源である水」をテーマとし、地形を生かした都市的な開発ゾーンと、緑豊かな樹木を残す保全ゾーンの二つの顔を持っています。

また、大きな滑り台やプール、そして周南市郷土美術資料館、周南市の画家・尾崎正章(おざき まさあき)の作品を所蔵、展示する尾崎正章記念館もあり、大人から子どもまで楽しめる公園です。

開発ゾーンには、公園エントランスから進むと、真っすぐの階段があり、階段の途中や左右に、モニュメント「調和」のある「市制記念広場」をはじめ、「休憩広場」、「幼児広場」などが配置されています。また、階段と並行する70メートルの階段式の滝・「カスケード」も見どころ。花壇や鉢植えも多く、春にはチューリップ、桜やつつじの花や新緑、秋には紅葉と、四季折々の自然が楽しめます。

野外ステージのある「母と子の広場」までたどり着き、結構上ってきたなあ、と西側を見ると、さらに山頂が。森に覆われた保全ゾーンに進みます。


休憩広場の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

休憩広場
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公園の一角に咲くパンジーなどの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

四季折々の花を楽しみながら散策
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幼児広場のそばで咲くチューリップの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

幼児広場。チューリップが見事
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周南市郷土美術資料館・尾崎正章記念館外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

周南市郷土美術資料館・尾崎正章記念館
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市制記念広場の池にそびえるモニュメント「調和」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

市制記念広場の池にそびえるモニュメント「調和」
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母と子の広場(手前)から見る保全ゾーン(奥)の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

母と子の広場(手前)から見る保全ゾーン(奥)
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山頂です。鉄道の旅なのに、何度も山に登った気がする筆者、このくらいは余裕です。車窓から見えた高台の建築物の正体は、ここ山頂にある、新南陽地区のランドマーク「ゆめ風車」。

本格的なオランダ風車のゆめ風車、間近で見ると迫力満点ですが、美しい!

この周辺も花に彩られており、すてきな風景の中を散策できます。

さらに、そばには展望台があり、風車と共に、周南の街並み、工場地帯、海を見下ろす絶景が楽しめます!

ゆめ風車外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

ゆめ風車
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ゆめ風車の下で咲くチューリップの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

オランダ風車によく似合うチューリップ
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展望台から見る風車の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

展望台から見る風車も格別
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展望台から見た周南市の景色の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

街を見下ろす絶景です
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新南陽駅前で毎年行われるお祭りイベント「サンフェスタしんなんよう」(平成30(2018)年は8月4日(土曜日)開催予定)の終盤では、この永源山公園から約2000発の花火が打ち上げられ、ライトアップされたゆめ風車と併せて、多くの人の目を楽しませています。

「サンフェスタしんなんよう」の花火打ち上げの様子の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

「サンフェスタしんなんよう」の花火打ち上げの様子。盛大な花火が夜空を彩ります
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【沿線のイベント情報】
永源山公園つつじ祭り・まんどころ来てみん祭
永源山公園つつじ祭りの様子の写真
ツツジの花が咲き誇る永源山公園で開催される「永源山公園つつじ祭り」。ゴールデンウィーク中開催され、日替わりでイベント内容が変わります。
花の苗の無料配布(先着順)、フリーマーケット、各種バザー、抹茶コーナー、野外ライブなどのステージイベント、盆栽等の展示会の他、周南市須金地区で収穫した巨峰から作った徳山巨峰ワイン「シュガーネ」の販売開始にあたり、PRイベントと販売も行われます。
車椅子とベビーカーの無料貸出しもあります。

開催日時:5月3日(木曜日・祝日)、5月4日(金曜日・祝日) 午前9時から午後4時まで
問い合わせ:永源山公園つつじ祭り実行委員会事務局(周南市公園花とみどり課内)
電話:0834-22-8402
(祭り当日の問い合わせは、永源山公園管理事務所 電話0834-63-7899)

また、永源山公園近くのゆめ風車通り(周南市土井・政所)沿いで、イベントや展示、フリーマーケット、物販・飲食販売などを行う、「まんどころ来てみん祭(きてみんさい)」が開催されます。併せてお越しください。

開催日時:5月3日(木曜日・祝日) 午前9時から午後4時まで
問い合わせ:まんどころ来てみん祭実行委員会
電話:0834-62-3405

JR山陽本線路線図
JR山陽本線路線図

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