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2017年12月22日号 vol.332
気になる山口 ここが知りたい!!

山口県では、今後起こり得る大規模災害に備えるため、さまざまな防災対策を進めています。この取り組みについて、防災危機管理課 古林寿久(ふるばやし としひさ)さんに伺いました。

ちょるる

災害に備えましょう!

山口県って災害の少ない県と聞きますが、どうなのでしょうか!?

古林さんはい。山口県は、気候は概して温暖で、風水害や地震も比較的少なく、住み良い県といわれています。しかし、地震を引き起こす活断層は県内でも多く確認されていて、これらの活断層が動いた場合、直下型の地震が発生するため、大きな揺れ(最大震度7から6弱)が想定されています。
また、過去に100年から150年の周期で発生し、今後の発生が懸念される南海トラフ地震では、県内でも最大震度6強の揺れと津波により、大きな被害が生じる恐れがあります。
地震以外にも、近年、全国的に集中豪雨による被害が頻発し、県内でも相次いで大雨災害が発生しているんですよ。

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県内の活断層
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平成22年7月大雨災害(県西部など)の様子の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

平成22年7月大雨災害(県西部など)
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平成25年7月大雨災害(県北部など)の様子の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

平成25年7月大雨災害(県北部など)
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平成26年8月大雨災害(県東部)の様子の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

平成26年8月大雨災害(県東部)
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被災した県内の写真を見ると、改めて災害が身近なものだと感じます。災害はいつでもどこでも発生する可能性があり、決して「安全」と決めつけることはできないんですね。こうした災害に備えて、県では、どのような対策を行っているんですか。

古林さん今年3月に、「分かりやすく」「使いやすく」「便利な」ホームページとして、「防災やまぐち」を開設しました。「防災やまぐち」では、自宅や職場、学校など普段利用する地域の避難所を地図で確認できることに加え、市町からの避難情報や公共交通機関の運行状況なども確認することができます。スマートフォンにも対応し、ツイッターやフェイスブックへの情報配信もしておりますので、積極的に活用してください。
また、県民の防災意識を高めるため、毎年、総合防災訓練を実施しています。今年は、下関市の菊川断層で震度7の地震が発生したとの想定で、実際と同じように、緊急地震速報を流し、身を守る行動を訓練しました。
その他、地域における自主防災組織の活動を活性化するため、地域に出向き、研修・訓練のアドバイスをする「自主防災アドバイザー」の派遣や、自主防災組織の交流大会を開催するなど、さまざまな取り組みを実施しています。

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ホームページ「防災やまぐち」
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総合防災訓練の様子の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

総合防災訓練の様子
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災害の被害を少なくするために、私たちにも、できることはあるんでしょうか?

古林さん災害は、「とき」「ところ」「ひと」を選びません。日頃からの備えが大切です。自宅の耐震化はもちろん、テレビや食器棚など大型の家具は転倒防止グッズで固定しましょう。寝室は特に注意し、就寝中の地震に備えましょう。
また、食料品や生活用品・衣料品などを一つにまとめた非常用持ち出し袋を準備しておきましょう。背負うことができる袋に入れ、事前に、背負って歩くことができる重さかどうか確認し、取り出しやすい場所に保管しておくことも重要です。さらに、避難所の場所や避難経路、緊急時の連絡方法など、前もって家族で確認しておくと良いでしょう。
その他、災害が発生したときに、地域のみんなで力を合わせることが、被害の軽減につながります。日頃から、地域の自主防災組織の活動に積極的に参加しましょう。

災害が起こってからではなく、起こる前の備えが大切なんですね! 早速「防災やまぐち」で、自宅付近の避難所を確認し、地域での防災訓練に参加してみたいと思います。

古林さん県では、「阪神淡路大震災」をきっかけに制定された「防災とボランティア週間」(1月15日から21日まで)に併せ、例年、県庁1階インフォメーションプラザパネル展示コーナーでパネル展を開催しています。平成29年1月には、「阪神・淡路大震災」や「平成28年4月熊本地震」、県内で発生した災害でのボランティア活動の様子や日頃からできる防災対策を写真などで紹介しました。
この機会に、改めて、防災について、考えてみませんか?


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