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2017年11月24日号 vol.331
山口県のローカル線めぐり
山口県のローカル線めぐり/JR山陽本線 第1回

神戸駅(兵庫県神戸市)と門司(もじ)駅(福岡県北九州市)を結ぶJR山陽本線。今回は、下関駅から長府(ちょうふ)駅までの見どころをご紹介します。

新たな旅の始まり 下関駅から

山陽本線の旅が始まります。下関駅で乗車する前に、九州と本州を結ぶ世界初の海底鉄道トンネル、関門鉄道トンネルを見てきました。

関門鉄道トンネル付近の様子の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

関門鉄道トンネル付近の様子
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下関駅の周辺は広く歩道橋が整備されているので、歩いて景観を楽しめます。グリーンモール商店街付近の釜山(ぷさん)門はひときわ目を引きます。

駅構内の東西連絡通路には、列車の発車の合図として、明治後期に鳴らされていたハンドベル「振鈴(しんれい)」のレプリカが展示されています。実物は、平成18(2006)年の火災の焼け跡から発見、修復され、駅の応接室で大切に保管されています。平成29(2017)年4月には、この振鈴を含む42件の文化財が日本遺産に認定されました。

下関駅周辺の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

下関駅周辺
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釜山門の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

釜山門
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「振鈴」のレプリカの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

駅復興のシンボル「振鈴」のレプリカ。ショーケースの三角屋根は、旧下関駅舎がモチーフ
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それでは出発。しばらくは街の景色。時折、貨物列車を見かけます。JR山陰本線 第15回で紹介した幡生(はたぶ)駅に近づき、下関総合車両所や幡生操車場の思い出がよみがえります。

クハ115系車両の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

クハ115系車両
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車窓から見た下関駅周辺の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

車窓から見た下関駅周辺
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貨物列車の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

貨物列車
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幡生駅を出発し、山陰本線と分かれて、新下関駅へ向かいます。山陰線新観光列車「○○(まるまる)のはなし」の始発着駅として思い出深い駅です。

幡生駅ホームの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

幡生駅ホーム。下関総合車両所が見えます
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山陰本線と分岐する地点付近の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

山陰本線と分かれます
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新下関駅ホームの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

新下関駅。山陽新幹線の停車駅でもあります
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歴史の町を楽しもう 長府駅

新下関駅を出発すると、山や田園の風景が広がります。

次は、長府駅。平成24(2012)年に完成した、真新しい橋上駅です。


車窓から見る新下関駅から長府駅間の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

街の景色から一転。ほっとする風景です
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長府駅南口外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

長府駅南口外観
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橋上駅から見た駅前の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

橋上駅から見た駅前
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長府は、江戸時代に萩藩の支藩、長府藩が置かれ、武家屋敷が立ち並んだ城下町。その面影を色濃く残す町並みを見ることができます。

史跡も数多くあり、散策にぴったり!

関連リンク:城下町長府散策コース(下関市)やまぐち幕末ISHIN祭

長府の城下町の面影を残す古江小路の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

長府の城下町の面影を残す古江小路(ふるえしょうじ)
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長府駅からバスで10分の「城下町長府」バス停から徒歩で10分、功山寺(こうざんじ)を訪れました。鎌倉時代創建。長府毛利(もうり)家の菩提(ぼだい)寺で、仏殿は、国宝に指定されています。見学自由の境内は、紅葉も色づき始め、観光客でにぎわっていました。

国宝に指定されている功山寺の仏殿の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

国宝指定の仏殿
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功山寺の立派な山門の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

立派な山門!
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毛利家墓所の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

毛利家墓所
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功山寺は、幕末の政変で京を逃れた三条実美(さんじょう さねとみ)ら七卿(きょう)のうち、五卿が滞在したことでも知られ、また、萩藩政府に異を唱えた高杉晋作(たかすぎ しんさく)が決起した(回天義挙(かいてんぎきょ))場所でもあります。書院内(要拝観料)の「七卿潜居(せんきょ)の間」では、五卿が残した漢詩、高杉晋作や木戸孝允(きど たかよし)、坂本龍馬(さかもと りょうま)に関する史料が展示されており、幕末史ファン必見です。

「七卿潜居の間」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

「七卿潜居の間」
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「高杉晋作 五卿に謁見の図」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

「高杉晋作 五卿に謁見(えっけん)の図」
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「坂本龍馬の書簡-三吉慎蔵宛-」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

「坂本龍馬の書簡-三吉慎蔵(みよし しんぞう)宛-」
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「桂小五郎の書簡-周布政之助宛-」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

「桂小五郎(かつら こごろう。木戸孝允)の書簡-木島又兵衛(きじま またべえ)宛-」
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見事にこけむした庭園の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

見事にこけむした庭園
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「長府藩家臣が控えた「室中の間」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

長府藩家臣が控えた「室中(しっちゅう)の間」。現在は坐禅(ざぜん)の会が行われています
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歴史の重みにふさわしい美しさの功山寺。毎月第1・第3日曜日に、坐禅(ざぜん)の会が催されており、幅広い年代の方が参加しています。

「高杉晋作回天義挙像」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

「高杉晋作回天義挙像」
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功山寺のほど近くには、下関市立歴史博物館があります。下関と周辺地域の歴史資料の収集・調査研究、展示を行っていた下関市立長府博物館が、平成28(2016)年11月にリニューアルオープンした施設です。

下関市立歴史博物館外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

下関市立歴史博物館外観
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「龍馬ベンチ」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

ロビー内。「おや、坂本さん?」と声を掛けたくなる「龍馬ベンチ」
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「下関市立歴史博物館アーカイブス」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

収蔵品や下関市の施設の検索ができるサービス「下関市立歴史博物館アーカイブス」
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タッチパネルとスクリーンで下関市内のさまざまな場所が見られるコーナーの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

タッチパネルとスクリーンで下関市内のさまざまな場所が見られるコーナー。映っているのは功山寺仏殿内
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「海峡に育まれた下関の歴史と文化」をテーマに、常設展示では、江戸・幕末維新期を中心とし、古代から近代に至るまでの下関の歴史を学べます。坂本龍馬や高杉晋作に関係する所蔵品も多く見られます。特別展示や企画展示も随時行われています。

また、検索サービスや、AR技術(※)を使って趣向を凝らした記念撮影コーナーなども充実しており、楽しく過ごせる施設です。

専用アプリを使ったAR写真撮影コーナーの案内板の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

スマートフォンの専用アプリ(無料)を使い、AR技術で龍馬と記念撮影できるコーナーも!
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「安徳天皇縁起絵(部分)」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

「安徳天皇縁起絵(部分・複製)」。壇ノ浦の戦いのさなか、イルカが泳いでいる様子が描かれています(写真右)
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「高杉晋作愛玩石」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

「高杉晋作愛玩石」。晋作が脱藩の罪で謹慎中に、心を落ち着けるために持っていたもの
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長府藩の居城・櫛崎城を再現したジオラマの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

長府藩の居城・櫛崎城(くしざきじょう)を再現したジオラマ
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  • ※ Augmented Reality(拡張現実)の略。人間から見た現実世界にコンピュータ処理で仮想の物を付加する技術。このコーナーでは、現実にある背景と利用者に対し、アプリ上でまるで龍馬が隣にいるように合成された写真が撮れる。本文※へ戻る



次は、関見台(せきみだい)公園に行ってみましょう。長府外浦(そとうら)海岸にある、長府藩祖・毛利秀元(もうり ひでもと)が築城した櫛崎城の跡地。復元された天守台は、海を望む展望台になっています。良い眺めだな、と見渡すと、展望台の下の、大きなクジラのオブジェが目を引きます。これは平成12(2000)年に閉館となった、旧下関市立水族館の「鯨館」が保存されているもの。全長25メートル。大きいけどかわいい姿に、つい記念撮影。

また、高台を下りると、三軒屋海岸として整備された砂浜があり、こちらの眺めも素晴らしいですよ!


天守台を再現した展望台の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

天守台を再現した展望台
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鯨館
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三軒屋海岸
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長府の町を離れ、次の旅へ。小月(おづき)駅へ向かいます。

小月駅へ向かう列車の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

小月駅へ向かう列車
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【沿線のイベント情報】
坂本龍馬没後150年記念特別展 「龍馬がみた下関」
龍馬の没後150年を記念し、下関の人々との交流を中心に、龍馬の足跡を紹介します。龍馬愛用の飯碗と湯呑(ゆのみ)、晋作が龍馬に贈った漢詩など、数々の貴重な展示物を見ることができます。
期間:平成29(2017)年12月10日(日曜日) まで
観覧料:一般500円、大学生等300円
場所:下関市立歴史博物館(下関市長府川端2丁目2番27号)
問い合わせ:電話 083-241-1080、FAX 083-245-3310
坂本龍馬没後150年記念特別展 「龍馬がみた下関」のチラシの画像

JR山陽本線路線図
JR山陽本線路線図

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