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2017年8月25日号 vol.328

第10回 山陽小野田市編
山口県の各市町の若手職員などにインタビューし、わがまちの魅力を語っていただくコーナーです。今回の登場は、山陽小野田市観光課の原野浩一(はらの こういち)さん。一般の方の、SNSへの投稿や市への問い合わせなどを通して、新しいスポットなどの人気を実感している原野さんに、山陽小野田市の“お宝”についてインタビュー!!
山陽小野田市といえば、「日本の夕陽百選」の「きららビーチ焼野」!! オシャレな写真が撮れます! 日中の風景もイイですよ!!
山陽小野田市で今、若い世代などに人気の場所を教えて!
まず、「日本の夕陽百選」に選ばれている「きららビーチ焼野(やけの)」!! 結婚式の前撮りなどに訪れるカップルも多いビーチなんですよ!! 日時計のある所が、以前から人気の撮影ポイント。さらに今年、新たに「幸せの鐘」を設置したところ、すごく評判になり、SNSに写真がよく投稿されています。
そのきららビーチ焼野には、温泉や、子どもたちも手軽にガラス体験を楽しめる「きららガラス未来館」などがあり、ファミリーにも人気です。近くにある「竜王山オートキャンプ場」も以前から人気で、焼野海岸で遊べて、夕陽を楽しめ、温泉もある! だから県外からのリピーターさんもたくさんおられます。
埴生(はぶ)地区にある「季節体験農場 花の海」も人気のスポットです! そこは花や野菜の苗などを生産する西日本最大級のシステム農場。そこで育てたイチゴやブルーベリーを使ったスムージーやスイーツ、ランチなどが評判の「いたりあん食堂」などもあり、道の駅感覚で利用できるんです。野菜を収穫し、それを使ってピザを作る「石窯ピッツァ作り体験」、この農場産のイチゴで、東京の有名パーラーのパフェに使われて評判になった新品種「四星(ヨツボシ)」など、3~4品種が食べられるイチゴ狩り(11月から)もおススメです!
山陽小野田自慢の「味」というと?
山陽小野田市の名産品として認定されているものの中から、ご紹介します。まず、樽の形をした「もなか」の「せめんだる」。山陽小野田市は、日本初の民間セメント会社が誕生した地。昔、セメントを樽(たる)に詰めて出荷していたことから、この形をしているんです。市内には、産業にちなんだセメント町、硫酸町といった地名があり、ユニークな地名探しと併せて、山陽小野田ならではのお菓子をどうぞ!
二つ目は、大きな器にアサリがたっぷり!! 埴生のドライブインの「貝汁」です! 実は大学生のとき、友達とヒッチハイクで東京へ。乗せてもらった長距離トラックの運転手に「山口県出身なの? 山口県と言えば、あの貝汁!! 長距離トラックの運転手で知らない者はいないよ!」と言われて、びっくり!! 感激でした。そのおいしさにはこだわりの作り方があり、テレビ番組「たけしのニッポンのミカタ!」で紹介されたこともあるんですよ。
三つ目は、県内唯一のワイナリーが造る「山口ワイン Asagi-浅葱(あさぎ)‐」。「旅するチョウ」といわれるアサギマダラが竜王山に飛来することから、それにちなんだ名のワインです。ワイナリーでワイン工場の見学や試飲もできますよ!!
これから注目のもの、あまり知られていないおススメのものは?
宇部・美祢・山陽小野田で行っている「産業観光バスツアー」に、山陽小野田市営のオートレース場「山陽オート」がコースに入ったツアーがあり、実はそのツアー、すごく人気があるんです! 人気の理由は、普段入れないバックヤードに入って、選手から整備の話などを直接聞けたり、レースを走路の内側から観戦できたり、ものすごく貴重な体験ができること。今年10月のバスツアーは、なんと募集開始の即日完売! 11月7日(火曜日)のバスツアーは、9月4日(月曜日)募集開始です!!
山陽小野田市は、人口が約6万4千人。でも、ゴルフ場が六つもあり、そんなゴルフ場の多さを生かし、4日間で117ホールをまわる「鉄人ゴルフコンペ」を毎年開催しています。今年の開催は9月15日(金曜日)から18日(月曜日・祝日)まで。エントリーは8月31日(木曜日)まで。ぜひチャレンジを!!
もう一つは「お祝い夢花火」。珍しい秋の花火大会です。しかも、個人の方も協賛金を払えば、花火を上げる前にメッセージを読み上げてくれます。あなたも、ぜひスポンサーに!!
仕事などを通じて、あらためて気付いたあなたのまちの魅力って?
山陽小野田市は、古くから交通の要衝として栄えた山陽地区と、近代産業で隆盛した小野田地区から成り、豊かな自然や文化財、産業遺産、歴史遺産などの観光資源を有しています。そして、漢字5文字の市名は現在、日本で唯一です。また、市立の山口東京理科大学があり、平成30年には山口県初の薬学部が設置される予定です。市内には企業も多く、若い世代や家族で楽しめるところも多く、アクセスも良く、とても住みやすいまちです!! 山陽小野田市の観光を推進していくには、まず住んでいる私たちが自らのまちに対する愛着と誇りを育み、市外の方への魅力発信にもつなげていくことが大切だと思います。「訪れるひと 住むひと 心響きあうまち山陽小野田」を目指して頑張ります。

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