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2017年5月26日号 vol.325
山口県のローカル線めぐり
山口県のローカル線めぐり/JR山陰本線 第12回

京都駅(京都府京都市)と幡生(はたぶ)駅(下関市)を結ぶJR山陰本線。今回は、梅ケ峠(うめがとう)駅から吉見(よしみ)駅までの見どころをご紹介します。

本州最西端の駅・梅ケ峠駅と大仏様!

本州最西端の市・下関市には当然、本州最西端の駅があります。それがこの梅ケ峠駅。北浦(きたうら)街道(国道191号)沿いに、控えめにたたずむ駅舎。小串(こぐし)駅から乗客数がかなり増えてきたのですが、ここでも乗り降りが多く見られました。

車窓から見る梅ケ峠駅の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

梅ケ峠駅に到着
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梅ケ峠駅外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

本州最西端の駅です
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この駅からバスで2分のバス停から徒歩で3分。安養寺(あんようじ)というお寺があります。手入れの行き届いた美しい境内。社殿の奥には、目を引く建物があります。これは、新国立競技場をデザインすることでも有名な、建築家・隈研吾(くま けんご)氏の設計による大仏殿です。この地域に残る土塀(どべい)や土壁のある風景とマッチするように、外壁は、地元の土を固めたブロックを約1500個も積み重ねる工法が採用されています。


安養寺外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

安養寺
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大仏殿へと続く通路の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

大仏殿へと続く通路
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大仏殿外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

隈研吾氏設計の大仏殿外観
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そして、ここに鎮座するのは、全身が黒いことから「黒仏」とも呼ばれる「木造阿弥陀如来坐像(もくぞうあみだにょらいざぞう)」です。なんと、平安時代にクスノキで造られ、高さは八尺八寸八分(2.691メートル)。造形の美しさと風格を感じます。旧国宝(昭和4(1929)年指定)であり、昭和25(1950)年に、国指定重要文化財に指定されています。参拝は自由にでき、通常は、大仏殿前面のガラス越しでの参拝となりますが、住職さんがいらっしゃる時にお声掛けすれば、大仏殿の中で参拝することができます。私たちも住職さんの案内の下、中に入らせていただきました!


大仏殿の前面に張られたガラスの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

大仏殿の前面はガラス張り
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大仏殿の中で間近に見る大仏の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

大仏殿の中で間近に見る大仏。迫力があります
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大仏殿天井にあしらわれた竹の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

天井には、隈建築の特色である竹があしらわれています
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間近で大仏様を見られた興奮が落ち着いてくると、大仏殿の中の、なんだか鈴の音が聞こえてきそうな、清廉な雰囲気に包まれます。この雰囲気をなんとか写真でお伝えするべく、住職さんおススメのアングルでパチリ!


大仏全体の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

清廉な雰囲気の中にたたずむ美しい大仏様
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住職さんは、「参拝に来られた方には、気持ちをすっきりさせて帰ってもらいたい。全ての人に喜んでいただけたら」とおっしゃっていました。大仏様に参拝し、住職さんとお話ししたことで、すがすがしい気持ちになれました。


本州最西端の地で夕日を見よう! 吉見駅

吉見(よしみ)駅に到着です。ホームのそばには原野が広がっており、奥に見える山々と相まって、「日本の原風景」ってこんな感じかな、と思わせる景観です。


吉見駅ホームのそばに広がる原野の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

ホームのそばに広がる原野
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跨線橋から見渡す吉見駅ホームそばの原野の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

跨線橋から見渡します
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吉見駅外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

吉見駅外観
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本州最西端の市・下関市には、これまた、本州最西端の地があります。それが、毘沙ノ鼻(びしゃのはな)という岬です。展望広場と展望台が設けられており、響灘(ひびきなだ)の景色を思う存分楽しめます。


毘沙ノ鼻展望台の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

毘沙ノ鼻展望台
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毘沙ノ鼻の看板の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

毘沙ノ鼻の看板
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そしてここは、本州で一番遅い夕日が見られる場所。それでは、どうぞご覧ください!


毘沙ノ鼻展望台から見る夕日の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

本州で一番遅い夕日です!
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特にカップルにおススメしたい、とてもロマンチックな場所ですよ。

下関市は、ここを訪れた記念として、本州最西端到達証明書を発行しています。また、本州最東端の岩手県宮古(みやこ)市、最南端の和歌山県串本町(くしもとちょう)、最北端の青森県大間町(おおままち)と提携し、本州の四つの端を全て訪れた方に、本州四端踏破証明書と本州四端オリジナル記念品を贈る「本州四端踏破ラリー」を開催しています。

本州最西端到達証明書の画像/画像をクリックで拡大。Escキーで戻ります

本州最西端到達証明書
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夕日の下に見えるのは、エミュー牧場で知られる蓋井島(ふたおいじま)。吉見駅は、蓋井島への連絡船が出航する吉見漁港の最寄り駅でもあります。

吉見漁港の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

吉見漁港
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蓋井島のエミューの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

蓋井島のエミュー
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吉見駅を過ぎると、再び、車窓から見る響灘の美しい眺めに出会えます。次号では、山と海に囲まれた、美しい風景を楽しめる福江(ふくえ)駅をご紹介します!

吉見駅から福江駅へ向かう列車の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

吉見駅から福江駅へ向かいます
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車窓から見る響灘の吉見漁港の辺りの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

車窓からの眺め。吉見漁港の辺りが見えます
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【沿線のイベント情報】
下関市立考古博物館 平成29年度企画展Ⅰ「下関の文化財Ⅱ~昔日の関門海峡~」
下関市と北九州市が連携して作成した日本遺産ストーリー『関門"ノスタルジック"海峡 ~時の停車場、近代化の記憶~ 』が、平成29年度日本遺産として認定されました! これに関連して、下関市立考古博物館では、下関駅で、列車の発車の際に使われていた大型の鈴である「振鈴(しんれい)」や、山口銀行旧本店など、日本遺産の構成文化財を紹介しています。     
会期:
平成29(2017)年6月25日(日曜日)まで
開催時間:
9時から17時まで(入館は16時30分まで)
休館日:
月曜日休館
※6月10日(土曜日)13時30分から約1時間、企画展の内容や展示品について、学芸員が詳しく解説する展示解説会を開催します。(申し込み不要)
下関市立考古博物館 平成29年度企画展Ⅰ「下関の文化財Ⅱ~昔日の関門海峡~」のチラシ

JR山陰本線路線図
JR山陰本線路線図

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