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2017年3月24日号 vol.323
山口県では、中山間地域の集落機能を維持・活性化し、地域の活力を創出するためにさまざまな角度から新たなビジネスづくりを進めています。その中でも、「サテライトオフィスの誘致」について、中山間地域づくり推進課 井上光宏(いのうえ みつひろ)さんに伺いました。

サテライトオフィスを全力でサポートします!
サテライトオフィスとは、どういったものなのでしょうか?
井上さん
サテライトオフィスとは、企業や団体が、都市部等に構える本拠とは別に、地方などの遠隔地に設置するオフィスのことです。
国においては、地方創生の取り組みの一環として、地方へのヒト・モノ・カネ・情報の流れを創出することを目的に、サテライトオフィスを全国に普及展開していくこととされています。
山口県においても、平成27(2015)年10月に「山口県サテライトオフィス誘致協議会」を設置し、中山間地域の廃校等の遊休施設へICT関連企業などのサテライトオフィス誘致を進め、雇用の場づくりや多様な人材交流を通じた地域活力の創出を図っています。
県では、具体的にはどのような取り組みを進めているのでしょうか?
井上さん平成28(2016)年4月にサテライトオフィスサポートセンターを設置し、オフィスの開設支援など企業に寄り添った「一貫したサポート体制」を整備するとともに、施設改修費や通信回線使用料など、オフィス開設前後の準備費用を対象とした補助金制度も設けていますよ。
さまざまな取り組みを行っているのですね! 反響はどうですか?
井上さん県の取り組みを受けて、既に2社の企業がオフィスを開設されています。オフィス開設者からは、「光回線による通信回線や物流基盤が整っていたことが進出の決め手となった」、「満員電車に揺られることなく、素晴らしい景色を見ながらの通勤や、静かでゆったりとした環境での勤務など、恵まれた立地だと感じている」などという、うれしい声も上がっています。
山口県の中山間地域に、全国に向けて事業を展開するICT関連企業などのサテライトオフィスが、これからどんどん開設されるのが楽しみですね!! その他に注目の情報がありますか?
井上さん国の事業を活用して、開設を検討している企業の皆さまを対象に、自然に囲まれた快適な執務環境の下、本社から離れた山口県においての遠隔勤務が体験できる「お試しサテライトオフィス」の制度を設けています。これらの情報は、「山口県サテライトオフィス誘致」プロモーションサイトに掲載していきますので、こちらもぜひ、ご注目くださいね。

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山口県サテライトオフィス誘致協議会の様子
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