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2016年10月28日号 vol.318
山口県のローカル線めぐり
山口県のローカル線めぐり/JR山陰本線 第5回

京都駅(京都府京都市)と幡生(はたぶ)駅(下関市)を結ぶJR山陰本線。今回は、長門三隅(ながとみすみ)駅から黄波戸(きわど)駅までの見どころをご紹介します。

芸術と歴史に触れよう! 長門三隅駅

長門三隅駅に到着です。この近くには、長門市出身の人物にまつわる建物が二つあります。

まずは「香月泰男美術館」。到着すると、建物に施された浮き彫りが目に留まります。

香月泰男(かづき やすお)の代表作といえば、敗戦後のシベリア抑留の体験をもとに描かれた57点の油彩からなる「シベリア・シリーズ」。こちらはその「シベリア・シリーズ」の一つ、「避難民」がモチーフのようです。



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香月泰男美術館
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建物外観に施された浮き彫りの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

建物外観に施された浮き彫り
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ヤギのおもちゃ(拡大レプリカ)の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

中に入るとヤギのおもちゃ(拡大レプリカ)がお出迎え
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長門市三隅出身の香月は、戦後日本美術史を代表する洋画家で、こちらでは油彩画をはじめ、香月独特の墨を使った素描画、廃材を利用して作った「おもちゃ」と呼ばれるオブジェなど、多様な作品が展示されています。

おもちゃ(レプリカ)展示コーナーの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

おもちゃ(レプリカ)展示コーナー
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展示室の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

展示室
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中庭にも大きいおもちゃが展示してありました! 開放されたスペースに展示されたおもちゃは、のびのびと遊んでいるように見えます。

中庭のおもちゃの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

中庭のおもちゃ
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こんなところにもおもちゃが!
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同美術館は常設展示の他に年3回の企画展が開催されているので、「シベリア・シリーズ」とはまた違った香月泰男の作品をご覧いただけます。長門三隅駅からバスで5分の湯免温泉バス停から徒歩2分です。

もう一つは村田清風記念館です。

幕末の長州藩で、天保の藩政改革の中心人物となった村田清風(むらた せいふう)。

清風は産業、特に紙・塩・米・ろうのいわゆる「四白(よんぱく)」の増産を奨励する防長四白政策をすすめて、藩の財政を支えました。隠居後は教育者として多くの子弟を育て、吉田松陰(よしだ しょういん)や月性(げっしょう)とも交流し、明治維新の基礎作りを成し遂げた人物です。

村田清風記念館外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

村田清風記念館外観
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第1展示室では清風と、清風の後を継いで藩政改革に取り組み、革新的政治家として安政以後の難局に対処した周布政之助(すふ まさのすけ)の功績と人柄を、遺品や資料を通して紹介しています。

第1展示室の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

第1展示室
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甲冑など清風の遺品の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

甲冑(かっちゅう)など清風の遺品
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第2展示室では、防長四白にちなんだコーナーを設け、それぞれの製造に用いられた器具などを展示しています。併せて「農家の生活コーナー」として民俗資料も展示し、失われようとしている昔の産業や人々の生活に触れることもできます。展示品の数々を見ていると、なんだかタイムスリップしたような気分。

生蝋絞り具の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

ろうを搾る「生蝋絞り具(きろうしぼりぐ)」。大きくてド迫力!
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農家の生活コーナーの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

農家の生活コーナー
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記念館の隣には、清風が19才までと隠居後を過ごした旧宅「三隅山荘(みすみさんそう)」があります。ここに松陰や月性が訪れて、後の日本の歴史を大きく動かす議論が交わされていたと思うと興奮します。

村田清風旧宅「三隅山荘」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

村田清風旧宅「三隅山荘」
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三隅山荘内観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

三隅山荘内観
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村田清風記念館は長門三隅駅からバスで5分の沢江バス停から徒歩で5分です。


絶景の宝庫! 黄波戸駅

長門市駅を過ぎ、美しい深川(ふかわ)湾沿いの海岸を進みます。この周辺は深川湾のほぼ中央に当たり、只の浜(ただのはま)海水浴場があります。遠浅で景色の良い海水浴場として、シーズン中は多くの海水浴客でにぎわいます。

海沿いを通る列車の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

美しい海沿いを進みます
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車窓から見える青海島の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

対岸に見えるのは青海島(おおみじま)
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只の浜海水浴場の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

只の浜海水浴場
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只の浜海水浴場を過ぎると緑豊かな田園風景に入っていきます。遠くに見える海とのコントラストも美しい。

田園風景と海の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

田園風景と海
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田園風景の中を走る列車の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

黄波戸駅まであと少し
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黄波戸(きわど)駅に到着。黄波戸といえば温泉! ということで黄波戸温泉交流センターを訪ねました。 深川湾を望む高台にある温泉施設で、露天風呂は絶景を見下ろす特等席! なんというぜいたくでしょうか。心も体もリフレッシュ!

黄波戸温泉交流センター外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

黄波戸温泉交流センター外観
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黄波戸温泉交流センターの露天風呂からの眺めの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

絶景の露天風呂!
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黄波戸駅を出発して長門古市(ながとふるいち)駅へ向かいます。田園風景や風力発電の風車が目を引きます。

広い田園風景の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

広い田園風景
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風力発電の風車の眺めの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

風力発電の風車
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次回は長門古市駅から、数々の名所をめぐる旅です。お楽しみに!


【沿線のイベント情報】
ながとご当地グルメ祭り
長門市の歓楽街「食の横丁」で、イルミネーションとともに長州どりの焼き鳥をはじめとしたご当地グルメを堪能できます。また、バンド演奏や抽選大会、カラオケ大会などの催しも開催されます。
開催日時:
2016年11月6日(日曜日)
開催時間:
16時から20時30分まで
会場:
ポケットパーク周辺 歩行者天国(長門市東深川湊中央区)
ながとご当地グルメ祭りのイルミネーションの写真
【沿線グルメ紹介】
長門ゆずきち
萩市田万川が原産の山口県のオリジナル柑橘(かんきつ)。カボスやスダチの仲間で、ゴルフボール大の緑色の果実です。
原産地の他、長門市俵山(たわらやま)や下関市豊北の特産として栽培されており、爽やかな香りとまろやかな酸味がたっぷり含まれています。「長門ゆずきち」の名称には、長門の国で生まれ、ユズよりも優れるという意味が込められています。収穫は、カボスやスダチよりも早い8月中旬頃から始まります。
長門ゆずきちの写真
JR山陰本線路線図
JR山陰本線路線図

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