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2016年8月26日号 vol.316
山口県のローカル線めぐり
山口県のローカル線めぐり/JR山陰本線 第3回

京都駅(京都府京都市)と幡生(はたぶ)駅(下関市)を結ぶJR山陰本線。今回は、東萩(ひがしはぎ)駅から、萩(はぎ)駅までの見どころをご紹介します。

明治維新胎動の地・松下村塾

東萩駅から歩いて約10分。松陰(しょういん)神社敷地内に平成27(2015)年7月に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の1つ、「松下村塾(しょうかそんじゅく)」があります。
 瓦ぶき平家建て8畳・10畳半の2室の家で、吉田松陰(よしだ しょういん)が安政4(1857)年から1年余り、武士や町民など身分の隔てなく教育した私塾です。高杉晋作(たかすぎ しんさく)、久坂玄瑞(くさか げんずい)、伊藤博文(いとう ひろぶみ)ら多くの若者がここで学び、後に維新の志士として激動の時代に活躍します。

明治維新胎動之地碑の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

明治維新胎動之地碑
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ここに集まった若者たちの力が、長州藩を動かし、やがて日本の仕組みを変える原動力となったのですね。ここに立っているだけでも、なんだか力がみなぎってくるような気がしました。

松下村塾の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

松下村塾
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松陰が講義を行った講義室の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

松陰が講義を行った講義室
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現役! 懐かしい風景が味わえる「鶴江の渡し」

藩政時代、阿武川下流の松本川と橋本川に囲まれた三角州の部分に入るには、松本橋と橋本橋の2本しかありませんでした。そのため、渡し船が多く活躍していたそうです。
 今では全国的にも珍しい渡し船。萩市では、今も地元の方々や観光客に親しまれています。

鶴江の渡し船着き場の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

鶴江(つるえ)の渡し船着き場(浜崎側)
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救命胴衣を載せた船の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

対岸(鶴江側)の小屋の船頭さんに大きく手を振ると救命胴衣を持ってこちらへ来てくれます
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実際に渡し船に乗ってみました! 少し遠回りをしているようなルートで進むので船頭さんにお聞きしたところ、風や波などの状態を見て、船が流されずに対岸に着くようにしているのだと教えてくださいました。
 一定のリズムで櫓(ろ)が船に当たる音が心地よいです。渡し船から眺める萩の町並みもどこか懐かしく、心癒やされます。

関連リンク:鶴江の渡し

対岸の鶴江に向かう船から見た景色の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

対岸の鶴江に向かいます
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大正ロマンの風吹く萩駅

東萩駅を出発。列車は三角州の外側に沿って南下し、阿武川が分岐する辺りを渡ります。

車窓から見る阿武川の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

車窓から見る阿武川
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阿武川を越えると、萩駅に到着です。

萩駅外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

萩駅外観
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今にもはかまを着たお嬢さんが出てきそう! 白壁に水色のラインが入っているのがかわいいです。
 大正時代に建てられた萩駅舎。平成8(1996)年に国登録有形文化財に、平成20(2008)年に西日本旅客鉄道株式会社の登録鉄道文化財に指定されています。

当時を思わせるレトロなホームの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

当時を思わせるレトロなホーム
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萩駅の薄い水色で塗られた柱や梁の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

薄い水色で塗られた柱や梁(はり)
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登録鉄道文化財指定書と指定証(盾)の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

登録鉄道文化財指定書と指定証(盾)
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駅舎の中には、萩の見どころや歴史などが紹介されており、萩市出身で日本の「鉄道の父」ともいわれる井上勝(いのうえ まさる)に関する資料も展示されています。
 また、萩駅前の広場には、井上勝の銅像が建立されることとなり、「鉄道の日」の平成28(2016)年10月14日(金曜日)には、完成・除幕式が行われる予定です。

関連リンク:井上勝の銅像建立と寄付金募集について(萩市ホームページ)

萩の見どころに関する展示の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

萩の見どころに関する展示
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鉄道に関する展示の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

鉄道に関する展示
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井上勝に関する展示の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

井上勝に関する展示
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楽しく学べる! 萩・世界遺産ビジターセンター 学び舎(まなびーや)

旧明倫小学校体育館にオープンした萩・世界遺産ビジターセンター 学び舎(まなびーや)を訪ねました。平成27(2015)年7月、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の、8県11市にわたる23資産の中でも近代化の原点といわれる萩の5資産の位置付けや、吉田松陰が日本の工学教育に果たした役割、23資産全体を映像やパネル、アニメーションなどにより、分かりやすく楽しく学べる施設です。

萩・世界遺産ビジターセンター 学び舎外観の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

萩・世界遺産ビジターセンター 学び舎外観
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ユネスコ世界遺産登録認定証(複製)の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

ユネスコ世界遺産登録認定証(複製)
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構成資産の大板山(おおいたやま)たたら製鉄遺跡、萩城跡、恵美須ヶ鼻(えびすがはな)造船所跡の往時の姿をコンピューターグラフィックスによるVR(バーチャルリアリティ)映像で見ることができるコーナーや、維新志士にちなんだおみくじ、維新志士が描かれたカードを台に置くとその上のモニターに人物が現れてしゃべりだすコーナーなど、見どころがたくさんです。

VR映像で再現された萩城の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

VR映像でよみがえる萩城!
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志士判定おみくじの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

画面の質問に答えてどの維新志士に似ているかを判定し、その人物の名前が書かれた引き出しからおみくじを引きます
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維新志士カードをかざして画面に現れた吉田松陰の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

モニターの下に「維新志士カード」を置いたところ。松陰先生が現れた! カードの向きによって画面内の人物の向きも変わります
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萩・世界遺産ビジターセンター 学び舎は「萩・明倫センター」バス停から徒歩で1分。萩駅から萩循環まぁーるバスで行けますよ!

【沿線のイベント情報】
着物ウィーク in 萩
着物ウィーク in 萩の様子の写真
いにしえの城下町の町並みを今もとどめ世界遺産にも登録された、風情の漂うまち・萩。その町並みに似合う“着物”を着て、まち歩きを楽しんでいただけます。着物を着ることで、日常とはまた違った「和」の世界をお楽しみいただけます。
開催日時:
平成28(2016)年10月1日(土曜日)から23日(日曜日)まで
開催場所:
萩城城下町周辺ほか市内各所
問い合わせ:
萩市観光協会
電話:
0838-25-1750

関連リンク:
着物ウィーク in 萩
JR山陰本線路線図
JR山陰本線路線図

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