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2015年11月27日号 vol.304
山口県のローカル線めぐり
山口県のローカル線めぐり/山陰観光列車 みすヾ潮彩 後編

童謡詩人・金子みすゞのゆかりの地、下関と長門市仙崎(せんざき)の間を1日一往復する「みすゞ潮彩(しおさい)」に乗り、沿線の見どころをご紹介します。


金子みすゞの詩が心地よいメロディーに乗って流れてきました

前号でご紹介した紙芝居の上演のあと、心地よいメロディーに乗って聞こえてきたのは…金子みすゞの詩「大漁」や「私と小鳥と鈴と」!
 なんと取材当日、偶然乗り合わせた合唱グループの皆さんの合唱の披露が始まったのです。
 その優しい歌声に車内は拍手喝采!

皆さんは金子みすゞの詩と、詩に合わせて代表者さんが作った曲に感銘を受けて有志で結成したメンバーだそうで、「みすゞ潮彩」に乗車するために東京から山口を訪れたそうです。
 山口県外のみすゞファンに出会えるなんて…ちょっと誇らしい気持ちです。

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合唱グループの皆さん
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列車とバスで行く角島はいかが?

下関市の角島(つのしま)は多くの観光客が訪れる観光スポットですが、滝部(たきべ)駅からは角島行きのバスが出ているんですよ!

滝部駅から出ている角島行きバスの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

滝部駅から出ている角島行きバス
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バス内から見た角島大橋の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

バス内から見た角島大橋
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角島大橋を通り、ゆっくり景色を楽しみながら、角島の西側にある灯台公園前バス停で降車しました。滝部駅から約40分の行程です。ここから5分ほど歩けば角島灯台公園に到着。列車とバスで行く角島観光。皆さんもいかがでしょうか。(みすゞ潮彩は1日一往復ですので、お帰りの時間によっては他の列車をご利用ください。)

関連リンク:角島(しものせき観光ホームページ)

角島灯台公園周辺の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

角島灯台公園周辺
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特牛駅

さて、やってきました特牛駅!
 難読駅名として有名な特牛ですが、「こっとい」と読むと知ったときは思わず「へぇぇ~」とうなりました。

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特牛駅名標
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特牛駅舎
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そしてこの特牛といえば「下関北浦特牛イカ」が有名。
 イカの王様と名高い「ケンサキイカ」のうち、豊北地域で水揚げされる『活イカ』と、特牛市場に出荷されるAランク(漁獲日に水揚げされた)『鮮魚イカ』が「下関北浦特牛イカ」を名乗ることを許されているそうです。食べられるお店は、道の駅北浦街道豊北をはじめ、多数ありますのでしものせき観光ホームページをご確認ください。

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特牛イカを使った料理
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下関北浦特牛イカの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

下関北浦特牛イカ
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絶景ビュースポットその3 黄波戸駅から長門市駅間

黄波戸(きわど)駅を出て少し行くと青海島(おおみじま)が見えるビュースポットに到着!
 青海島には日本海の荒波によって作られた洞門や岩礁、断崖絶壁が密集していて、別名「海上アルプス」と呼ばれ、国の名勝、天然記念物に指定されています。

車内から見える青海島の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

車内から見える青海島
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この青海島の景色は、陸からは青海島自然研究路、海からは観光船で楽しむことができます。数ある見どころの中でも、瀬叢(せむら)と呼ばれる岩礁は、皇居宮殿の長和殿 波の間(ちょうわでん なみのま)に飾られている東山魁夷(ひがしやま かいい)作の大壁画のモデルとなっているんだとか。

大壁画の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

皇居にある大壁画の写真が観光船のりばに飾られています
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青海島の瀬叢の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

青海島の瀬叢
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関連リンク:青海島(ななび 長門市観光コンベンション協会)
青海島自然研究路(ななび 長門市観光コンベンション協会)
青海島観光汽船(ななび 長門市観光コンベンション協会)


みすゞのふるさと・仙崎を歩く

仙崎駅に到着です。
 駅舎に入ると仙崎名産のかまぼこの板で作られたモザイクアートがお出迎え。駅舎もなんだかレトロで良い感じです。

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仙崎駅舎外観
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駅舎内のモザイクアートの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

駅舎内のモザイクアート
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金子みすゞ記念館の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

金子みすゞ記念館
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金子みすゞ記念館前のモザイクアートの写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

金子みすゞ記念館前のモザイクアート
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このモザイクアート、金子みすゞ記念館の近くなどみすゞ通り周辺で目にすることができます。
 また、みすゞ通りにある旧JA倉庫には、「プロジェクトM20000」として、2万枚のかまぼこ板でみすゞの詩「大漁」の世界を表現したモザイクアート展示の建物があります。
 館内に設置されたスイッチを押すと…通常の照明からブラックライトに切り替わり、詩に登場する「大羽鰮(おおばいわし)」が浮かび上がる仕掛け!

「プロジェクトM20000」展示館内の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

「プロジェクトM20000」展示館内
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ブラックライトで浮かび上がる大羽鰮の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

ブラックライトで浮かび上がる大羽鰮!
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関連リンク:金子みすゞのモザイク画 プロジェクトM20000(ななび 長門市観光コンベンション協会)

また、港町である仙崎エリアには、青海島シーサイドスクエアにある観光船乗り場に隣接する売店など、仙崎イカやウニをはじめとした海産物の料理を味わえるお店や、仙崎かまぼこを買えるお店などがあります。みすゞのふるさとを歩いた後は、グルメを楽しんでみてはいかがでしょうか。お土産も充実です!

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青海島シーサイドスクエア
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お刺身の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

仙崎の新鮮な海鮮グルメはいかが?
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ローカル線の出会い人 青海島観光汽船初の女性船長 岡村有菜さん

仙崎の観光船乗り場からは、青海島周辺を遊覧する観光船が出ています。平成27(2015)年の4月に、この観光船で初の女性船長となった岡村有菜(おかむら ありな)さんにお話を伺いました。

観光船からの眺めの写真

観光船からの眺め。迫力満点です!

「中学生の頃、関門海峡を渡る船を女性が運転されているのを見たのが、船長になりたいと思ったきっかけでした。水産高校で船の運転を学び、大阪での就職を経て地元で就職しました。自分で運転してアナウンスも担当するのが楽しいです。
 洞門など操船の難しい場所を通ったときに拍手をいただいたり、「楽しかった」と声をかけていただいたときはとても嬉しいですね。
 観光船では、間近で岩礁を見て、洞門に入って、透明な海が真下に見えるんです。冬のシーズンは白波がとてもきれいですし、ぜひ見に来てください!」

今後の目標は「喋り上手になりたい」。友人から漁場の情報などを仕入れてはその都度、船内アナウンスに生かされているそうです。また、揺れが気になるお客さんには「アトラクションだと思って楽しんでください」とアドバイスするそうです。
 「お客様に楽しんで帰っていただきたいので、私も一緒に楽しみながらガイドできたらな、と思っています。」
 安全な航行という責任を負う頼もしい表情の中に、時折見せる楽しげな笑顔が印象的でした。

岡村船長と観光汽船「れいんぼう」の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

岡村船長と観光汽船「れいんぼう」
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操船中の岡村船長の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

操船中の岡村船長
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関連リンク:青海島観光汽船(ななび 長門市観光コンベンション協会)


【沿線グルメ紹介】
仙崎かまぼこの写真
仙崎かまぼこ
 長門市仙崎産のかまぼこは「焼き抜き」という独特の製法で作られています。新鮮なエソやグチなどをすりつぶし、板の下から火をあてて徐々に焼き上げたかまぼこは、風味も歯ごたえも良い人気のグルメです。青海島シーサイドスクエアにある売店などで買うことができます。

関連リンク:
仙崎かまぼこ(山口県長門市公式サイト)


山陰観光列車「みすゞ潮彩」路線図
山陰観光列車「みすゞ潮彩」路線図
関連リンク:山陰観光列車みすゞ潮彩(長州路観光連絡会)

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