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2014年6月13日号 vol.273
ちょるる本部長も応援!! 頑張っちょる山口県人

ちょるるみんな、元気?!山口県PR本部長の「ちょるる」だよ。江戸時代、萩藩主・毛利(もうり)氏が江戸への参勤交代の「御成道(おなりみち)」として開いた「萩往還(はぎおうかん)」。ガイドウオークでその魅力を紹介している「やまぐち萩往還語り部の会」の会長・冨田信行(とみた のぶゆき)さんにお話を聞いてきたよ。

やまぐち萩往還語り部の会の皆さん

ちょるる萩往還って、どういう道なの?

冨田さん萩往還は日本海側の萩(萩市)と瀬戸内海側の三田尻(みたじり)港(防府市)を結ぶ街道で、全長約53キロメートル。参勤交代では、500人から1,500人ほどが隊列を組み、約1カ月かけて江戸へ行ったそうなんだ。維新の志士も歩いたことから「維新の道」ともいわれるよ。宿場町の風情を残す町並みのほか、一里塚や国境(くにざかい)の碑などの遺構が今なお残る街道なんだ。江戸時代の道がこれほど歩きやすい状態で残っているところは全国的にも珍しいんじゃないかな。それに街道の周辺には、江戸時代の町並みが残る萩城下町をはじめ、山口市の国宝・瑠璃光寺(るりこうじ)五重塔や湯田温泉、「日本三天神」の一つで日本最初の天満宮とされる防府市の防府天満宮などの観光地もあるんだよ。

冨田会長とちょるるの写真「萩往還は日本の夜明けを作った街道。志士たちが歩いた街道へぜひどうぞ。温泉やおいしい食べ物も待っていますよ!」と冨田会長


ちょるる萩往還の見どころを教えて!

冨田さんガイドウオークでは、萩往還の中でも見どころのある区間を選んで4コースを設けてご案内しているんだけど、例えば、「一升谷(いっしょうだに)の石畳コース」は、400年も風雪に耐えた歴史的価値の高い石畳が残っていて人気だよ。ここは豆を一升食べるほど長く急な山道だから「一升谷」といわれるようになったそうだよ。「一の坂四十二の曲がりコース」は、つづら折りの坂道がいくつも続く萩往還最大の難所。お殿様さえ、かごを降りて歩いたと伝えられてきたんだ。それだけに歩き終えたら達成感も得られるので参加者に人気だよ。県外からの参加者もおられ、中には全コースを歩かれた方もおられるよ。

萩往還の見どころの一部をご紹介!

一升谷の石畳(萩市)の写真一升谷の石畳(萩市)

佐々並市(萩市)の写真佐々並市(萩市)
佐々並市(ささなみいち)は、萩往還の宿場町として栄えました。重要伝統的建造物群保存地区です。

国境の碑 (山口市)の写真国境の碑 (山口市)
板堂峠(いたどうとうげ)の頂上には、周防・長門(すおう・ながと)の国境の碑が立っています。


英雲荘(えいうんそう)・三田尻御茶屋 (防府市)の写真英雲荘(えいうんそう)・三田尻御茶屋 (防府市)
藩主の参勤交代の休憩・宿泊などのために建てられました。

六軒茶屋跡(山口市)の写真六軒茶屋跡(山口市)
萩往還のほぼ中間に位置する六軒茶屋跡(ろっけんぢゃやあと)。うーん、確かに「この辺りで一息入れたい!」って思っちゃう。

ちょるる「やまぐち萩往還語り部の会」について教えて!

冨田さん「やまぐち萩往還語り部の会」は、萩往還の魅力を全国に発信し、観光客の皆さんをご案内するガイドウオークを始めようと、萩往還が通る萩市・山口市・防府市にある商工会議所などが音頭を取り、平成23(2011)年4月に発足したんだ。語り部は現在53人。各コースとも2人から10人程度の方を1組としてご案内しているよ。ガイド料は、コースによって異なるけれど1組6,000円から11,000円ほど。土曜日・日曜日・祝日に「語り部と往(い)く萩往還ワンコイン(1人500円)ツアー」も実施中だよ。語り部は、さまざまな講師を招いて歴史や植物、救急処置などを勉強していて、それぞれに得意分野があるよ。お客さまのニーズにぴったりの語り部がご案内するよう心掛けているんだ。

語り部ガイドウオークツアーの様子

語り部ガイドウオークツアーの様子

一里塚や清水スポットなど、見どころ解説を聞きながらウオーキング。
ガイド予約の方法など、詳しくは「歴史の道萩往還」のホームページを見てね!

ちょるる平成30(2018)年の「明治維新150年」に向けて、ますます人気のスポットになりそうだね!来年は吉田松陰(よしだ しょういん)の妹・文(ふみ)を描くNHK大河ドラマ「花燃ゆ」が放映されるけど、萩往還には、松陰ゆかりのスポットもあるんだよね。

冨田さん「涙松跡(なみだまつあと)」という場所は、萩のまちが見える最後の地点。安政の大獄で江戸へ護送されるとき、死を覚悟して旅立った松陰はそこで「帰らじと思ひさだめし旅なれば ひとしほぬるる涙松かな」と詠んだんだ。そこにはその歌碑があるよ。萩往還には幕末維新に関する遺構が多く、特に松陰にまつわる話をすると、皆さん、すごく関心を持ってくださるんだ。来年は「花燃ゆ」に関連して、語り部の会でも何か自主企画をと考えているよ。この会の設立を契機に萩往還を歩く人は増えていてね。学校や企業などでも親睦を深める目的でこの道が活用されることが増え、われわれも喜んでいるんだ。先人が残した歴史的な資産を大切に次世代に引き継いでいきたいね。


ちょるる楽しみだね!ちょるるも、もっともっと応援していくね!


冨田さんのオススメ逸品

天神鱧

天神鱧の写真萩往還の基点の一つ、防府。おいしいハモがたくさん漁獲されることで知られ、近年、「天神鱧(てんじんはも)」の名でフルコース料理やお土産などが考案されて大人気!梅雨の水を飲むとおいしくなるといわれるハモ。お薦めです!

関連リンク
歴史の道萩往還
おもしろ山口学バックナンバー「歴史街道 萩往還」
おもしろ山口学バックナンバー「三田尻御茶屋の変遷」

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