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2014年4月25日号 vol.271
気になる山口 ここが知りたい!!

本年度、建設業における若年労働者確保対策として、山口県が新たに実施する建設業者と若年求職者との出会いの場づくりや、建設業の役割・魅力・やりがいなどを若者に伝える取組などについて、土木建築部監理課の村谷利浩(むらたに としひろ)さん、升田敦(ますだ あつし)さんにインタビューしました。

ちょるる

建設業における若年労働者の人材確保・育成対策

どうして建設業における若年労働者確保対策が必要となってきているのですか?

村谷さん長年続いた建設投資の減少などの影響で、県内の建設業への就業者は、平成7(1995)年を境に減少に転じています。平成22(2010)年には、平成7(1995)年と比較して3割以上も減少しました。その中でも、特に29歳以下の若者の減少が著しく、約6割も減少する深刻な状態です。

建設業における若者確保が必要なわけですね。

村谷さんそうです。就業者の約2割が60歳以上で、この方々が将来引退すると就業者数は激減します。建設業は、技術・技能の習得に時間のかかる業種ですから、今のうちにしっかりと技術・技能を引き継がなければいけません。そのためにも計画的に若年労働者を確保していくことが重要です。

具体的にどのような支援を行われるのですか?

升田さん若者への働きかけとして、若年求職者へ建設業の魅力を知ってもらうための取組を行います。若年求職者が、建設業に就業している若手社員から直接仕事の魅力ややりがいを聞くことができる「魅力発見交流会」を実施したり、建設業の魅力を伝えるパネル展を県内各地で開催し、建設業が若者の就職先の選択肢となるように取り組みます。他方、建設業者は、零細企業が多く、採用のノウハウの蓄積が少ない業者が大半です。そのような建設業者を、求人や採用の専門知識を有した「建設業就業サポーター」が訪問し、職場の魅力のアピール方法や、採用面接の実施方法などを丁寧に指導し、若者の採用を強力にバックアップします。そして、建設業者と若年求職者の出会いの場を確保するための「建設業合同企業説明会」も開催します。

建設業と言えば男性が多い職場というイメージがありますが女性の就業状況は?

升田さん近頃は建設現場で働く女性も増えてきているんですよ。最近では、土木系の仕事に携わっている土木系女子が「ドボジョ」と呼ばれて、マンガのヒロインにもなって注目を集めているんです。建設業の魅力を伝えるパネル展でも建設業で活躍する女性の声を集めて紹介する予定なんですよ。ぜひ、女性の方にも建設業に興味を持っていただき、就業してもらいたいと思います。

建設業で既に働いている若年就業者への支援策などもあるのですか?

升田さんはい。建設業は、他の業種に比べて離職率が高いので、就職した若年労働者にしっかり職場に定着してもらうことが重要です。建設業は技術・技能の習得に時間を要するので、将来の自分の姿が想像しづらく、途中で挫折してしまう人も多くいますが、技術・技能をしっかりと習得して資格を持てば、年収がアップして活躍の場も大きく広がります。そのようなことを熟練技能者から伝えてもらったり、専門家によるキャリアカウンセリングなどを実施して、キャリアプランの明確化や資格取得へのモチベーションアップを行い、若年者の職場定着を図っていきたいと考えています。

これからの取組により、多くの若者が建設業に就職して、しっかりと定着してくれるといいですね。これから就職する若者へのメッセージなどはありますか?

村谷さん建設業は、県民生活に密着した社会資本の整備や維持管理をはじめ、地震、台風などの自然災害発生時の応急対応、復旧対策における中核的な役割を担っています。災害復旧現場では、自衛隊の活躍などが注目されがちですが、災害復旧現場を支えているのは、地域の建設業者なんです。「地図に残る仕事ができる」「ビッグプロジェクトに参加できる」「ものづくりの楽しさ」など、建設業にはたくさんの魅力があります。ぜひ、合同企業説明会やパネル展などに足を運んでいただき、建設業への就業を検討してください。


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