ここから本文

2014年2月14日号 vol.266
ちょるる本部長も応援!! 頑張っちょる山口県人

ちょるるみんな、元気?!山口県PR本部長の「ちょるる」だよ。周南市の中心市街地から北東約20キロメートルの中山間地域にある中須北(なかすきた)地区。都市農村交流などを通じて棚田の保全に取り組む「棚田清流の会」の皆さんにお話を聞いてきたよ。

棚田清流の会の皆さん

ちょるる

ここは、すり鉢状の地形に棚田が数えきれないほど広がって、独特の景観だね! 棚田は、耕作などが大変そうだけど、なぜこの棚田を守っていこうって思ったの?

佐伯さん私の祖父は石工でね、石垣を築いて棚田を造ったんだよ。祖父だけでなく地域の先人たちが長い時間をかけて少しずつ面積を増やし、水を引き、収穫があがるように工夫しながら造ってくれた棚田だから、何とか荒廃させずに継いでいきたいと考えたんだ。棚田は今やこの地域の特徴だし、まずは住民自身が「ここに住んで良かった」と思える地域づくりをと考えて、平成13(2001)年に5集落の全戸・全員加入で「棚田清流の会」を設立。そうして自治会を超えた交流が始まった。みんなで休耕田に花を植えたら、「棚田の景色がいい」と、写真を撮りに来る人が増え、それに刺激を受けたよ。住んでるとその良さは意外に分からんからね。

棚田清流の会の佐伯会長と役員の佐伯さんの写真棚田清流の会の佐伯会長と役員の佐伯さん。棚田の春が待ち遠しいね。

佐伯会長の写真地域の夢を語る佐伯会長。


ちょるる

会の活動は、地域内の交流を深めたり、地域外の人たちを呼び込んだりしたんだね。その次は、どんなことに取り組んだの?

佐伯さん花の次はソバを植えよう、休耕田でもち米を作って「棚田餅」としてイベントで販売しよう、都市部に住む人たちを対象に「農業体験交流会」や「棚田オーナー制度」もやってみようとアイデアが次々に出た。農業体験に来た親子の多くはリピーター化しているし、棚田オーナーも毎年継続する人が多くて、今では週末などに通いながら自分たちだけで米を作れるほどだよ。

農業体験交流会の写真農業体験交流会。年間を通じた交流だから、体験に来た子どもたちも地域と仲良しになれるね!


ちょるる

地域外の人ともうまく交流が進んでいるんだね。

佐伯さん今では地域に人が訪れることに違和感もなくなり、私たちも訪れた人から元気をもらっているよ。住民には、「協力し合えばいろんなことができるんだ」という自信も生まれたね。この会では、何事も強制せず、行事のチラシを回して参加できる人が参加しているんだよ。何か実行した後は反省会も兼ねて集まっては、「次はこうしてみようか?」とアイデアを出す。無理せずやっているから続いているのかな。


ちょるる

ユニークな特産品も作っているって聞いたんだけど?

佐伯さん中須北産のお米は「米っ棚(まいったな)」という名前で販売されているんだ。その中でも、無農薬・無化学肥料の米作りに長い間取り組んでいるグループが栽培したコシヒカリを、地名にちなんで「泣かす米(こめ)」と名付けたんだよ。この米を使った純米酒「泣かす酒」が市内の酒蔵で造られているんだ。 それに、去年設立した営農組合の加工部ではお菓子作りが得意な女性たちが空き家を活用した加工所で地元の材料を生かしたオリジナルのお菓子を作っているんだ。中須北で採れた黒大豆を使う桜餅「うさしろ」や、泣かす酒の酒かすを使ったパウンドケーキなどの評判がとってもいいんだよ!こんなふうに、棚田っていうことに付加価値を見つけて、ブランド化を進めているんだ。

菓子加工販売所「里のはな」の写真平成25年4月にオープンした菓子加工販売所「里のはな」。白ウサギをモチーフにした桜餅「うさしろ」のノボリが目印。営業日に注意!


ちょるる

へーっ!! 活動は発展を続けて、ついに地域にビジネスが生まれているんだね。すごいなあ!! これからの夢は?

佐伯さんこの春、周南市に新たにオープンする「道の駅ソレーネ周南」で販売できる特産品作りに取り組みたい。それから、ここで農家レストランを開業したいと準備を進めているんだ。3年前、「美の里(びのさと)づくりコンクール」で農林水産大臣賞を受賞したので、次は、「豊かなむらづくり全国表彰事業」の天皇賞を目指すぞって言っているんだよ。地域の夢プランを実現するのに大事なのは、行動・収入・地域づくり。止まったらダメ! 次から次へとみんなで夢を形にしていくよ!!

美しい棚田風景の写真美しい棚田風景。フォトコンテストも毎年開催!お薦めの撮影場所を記した「中須北ウォーキングマップ」が棚田清流の会のホームページにあるよ!


ちょるる

地域の夢を語る佐伯さんたちは、取材の間、ずーっと笑顔! 活動を楽しみ、地域が生き生きするのを喜んでいるって伝わってきたよ!


ちょるるちょるる本部長からのメッセージ!!

棚田清流の会では、6月から12月まで年6回「親子de農業体験」を行っているよ。詳細は棚田清流の会のホームページで今後発表の予定だよ! 棚田は、地域の皆さんが大切に育んだ景観で、貴重な農業生産の場。ここを訪れたらマナーを守って、皆で一緒にすてきな場所を守ろうね!

棚田清流の会の皆さんのオススメ逸品

桜餅「うさしろ」

桜餅「うさしろ」の写真「里のはな」では、中須北産黒大豆使用の桜餅「うさしろ」や「泣かす酒」酒かす入りパウンドケーキなどを販売。毎月第1・3水曜日9時から営業(2月を除く)。電話0834-89-0111

関連リンク
棚田清流の会
いのち育む里.com(周南市)
やまぐちの棚田20選

ページの先頭へ戻る



ページの先頭へ