山口県では、輝く、夢あふれる山口県の実現に向けて、さまざまな取り組みを行っています。その中の一つ「日本ジャンボリー開催!」について、県社会教育・文化財課の関野貴司(せきの たかし)さんにインタビューしました。

日本ジャンボリー開催!




■今年7月31日(水曜日)から8月8日(木曜日)まで、山口県で「日本ジャンボリー」が開催されますね。ジャンボリーって、どういうものなんですか?
関野さんジャンボリーとは、4年に1度開催される国内外のボーイスカウトの仲間が集う大規模なキャンプ大会です。2015(平成27)年の夏には、同じく山口県で、日本では44年ぶり2回目となる「世界スカウトジャンボリー」が開催されます。この夏の日本ジャンボリーは、そのプレ大会として開催され、約15,000人のボーイスカウトが参加します。アジア太平洋地域を中心に海外からも参加するんですよ。
■ボーイスカウトって、どのような団体で、どういった活動をしているんですか?
関野さん1907(明治40)年にイギリスで始まり、日本の加盟員は現在約15万人。小学校に入学する前年の9月以降なら、男女や年齢は問わず、いつからでも参加できます。子どもたちは、自然の中での野外炊飯やキャンプ体験、奉仕活動を通して、協調性や思いやり、生きる力などを学んで成長しています。専門の訓練を受けた方々が指導者となり、子どもたちのために熱意を持ってボランティアで活動されているんですよ。今、指導者の皆さんは、日本ジャンボリーの成功に向け、仕事の後や休日の時間を割いて、一生懸命準備をされています!!
■ボーイスカウトの体験は、子どもたちをきっと大きく成長させるでしょうね!多くのボーイスカウトが集う日本ジャンボリーの内容について教えてください。
関野さん山口市阿知須(あじす)のきらら浜を主会場に、県内各地でさまざまなプログラムが実施されます。プログラムには、ボーイスカウトが、きらら浜で、環境や平和、文化、科学などをテーマに体験・学習する「場内プログラム」と、県内各地へ出掛けて活動する「場外プログラム」があります。
■場外プログラムって、具体的には、どんなことをするんですか?
関野さん場外プログラムの1つに地域プログラムがあります。これは、ボーイスカウトが県内の全19市町を訪問し、地域の皆さんによる歓迎行事をはじめ、名勝・史跡や企業での見学・体験、奉仕活動、学校訪問などの活動を通じて、地域の皆さんや児童生徒と交流するものです。その他、「山口県セミナーパーク」でのクライミング体験、「国立山口徳地青少年自然の家」での自然体験活動なども行う予定です。
■地域の皆さんとの交流は特に楽しみですね!!ボーイスカウトに加盟していない方も参加できるものがありますか?
関野さんはい!小学校6年生から高校生までの年代を対象とした、場内プログラムが体験できる「オープン参加」があります。また、一般の方は、きらら浜の交流エリア内で、見学やスカウトとの交流ができる「デイビジター」に参加できます。いずれも要予約、有料で、ボーイスカウト日本連盟が4月に募集を開始します。詳しくは、ボーイスカウト日本連盟のホームページなどで紹介される予定です。国際的イベントであるジャンボリーを、この機会にぜひ、体験してください!!