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山口県では、県民誰もが住み良さを実感でき、活力に満ちた「住み良さ日本一の元気県」を実現するため、さまざまな取り組みを行っています。その取り組みの一つ「県立学校の耐震化の推進」について知りたくて、県教育政策課の河野雅樹(こうの まさき)さんにインタビューしました。

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県立学校の耐震化の推進

県では、県立学校の耐震化に全力で取り組んでいます! 昨年度、ブレースで補強した県立高校の校舎です。 これは壁の増設工事をしているところです。 柱の補強工事。鉄筋で補強しています。

「県立学校の耐震化」を進めているそうですね。どうして進めているのか、あらためて、その必要性について教えてください。

河野さんはい。日本はこれまで大きな地震に何度も見舞われ、甚大な被害を受けてきました。大地震が発生すれば、学校も大きな被害を受ける可能性があります。学校の耐震化を進め、校舎の倒壊や崩壊などによる大惨事を防ぎ、子どもたちの安全を確保しなければなりません。また、学校は、災害時には、地域の避難所となることも多く、そのためにも耐震化を進める必要があります。

このたびの東日本大震災でも、学校が被害を受けたり、避難所になったりしていましたね。本当に心が痛みます。また、多くのとても大切なことを私たちに教えてくれました。今、県立学校の耐震化は、どのように進められているのですか。

河野さん1981(昭和56)年6月に改正施行の建築基準法により設計された建物は、震度5強程度までは建物の機能を保持し、震度6強以上でも崩壊から人命を保護することができるよう、決められた耐震基準で建てられています。しかし、それ以前の建物については、この耐震基準で設計されていないため、まず、耐震性の有無を調べる耐震診断を行います。その結果、耐震性がないと分かった建物について、工事を行っています。

なるほど。耐震性がないと分かった建物には、どんな工事を行うのですか?

河野さん具体的には、建物の耐震性を向上させるため、校舎の壁面などに「ブレース」と呼ばれる斜めになった鉄骨の補強材を取り付けたり、建物の壁を増設したり、既存の柱を補強したりと、その建物に応じたいろいろな工事を行います。

では、これからの取り組みを教えてください。

河野さん以前から、2012(平成24)年度中には県立学校の耐震化率を90%に、という目標を掲げて取り組んでいました。しかし、昨年の2010(平成22)年4月1日時点で、高校や特別支援学校を合わせた県立学校の耐震化率は63%、全国に比べ、取り組みが遅れている状況にあります。県では、学校で学ぶ子どもたちの安全を早期に確保するため、これまでの計画を前倒しにし、今年度中に「県立学校の耐震化率90%」となるよう、全力で取り組んでいきます。

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