2010年5月28日Vol.189山口県広報広聴課

山口県発信!これに注目!

 山口県では、「住み良さ日本一の元気県」の実現に向けて、さまざまな取り組みを進めています。そうした取り組みの中から特徴あるものを取り上げ、毎月第4週目の配信号で、県の担当者が紹介していきます。

やまぐちの棚田20選:県農村整備課

梅田さん
注目

山口県では、今年3月、県内各地の棚田(たなだ)の中から、適切な保全活動が行われ、地域に親しまれてきた棚田を「やまぐちの棚田20選」として選定しました。今回は、やまぐちの棚田に注目して、県農村整備課の梅田一朗(うめだ いちろう)さんに聞きました。


「棚田」って、どういう田んぼのことをいうのですか?

油谷東後畑地区
[梅田さん]
棚田とは、一般的に、山地の斜面に作られた階段状の水田のことで、棚状に見えることから、そう呼ばれるようになったようです。棚田には、米を作るという農業生産基盤としての役割のほかに、雨水をためることによる洪水防止機能や、多様な生き物の生息空間としての機能、そして、心和ませる景観としての機能があります。


景色の美しい長門市油谷東後畑(ゆやひがしうしろばた)地区は、1999(平成11)年に農林水産省が発表した「日本の棚田百選」にも選ばれていますよね。どのようなきっかけで「やまぐちの棚田20選」を選定することになったのですか?

[梅田さん]
過疎化や高齢化が進んだ棚田地域では、農業を続けることが難しくなり、荒廃が進んでいます。一方で、地域の皆さんが、棚田を次世代に残していこうと、棚田の保全に取り組んでおられる所もあります。そこで、棚田の紹介を通じて、県民の皆さんに広く関心を持っていただき、県内各地で取り組まれている棚田保全活動を推進するきっかけになればと願い、「やまぐちの棚田20選」を選定することになったんです。



どういう方法で選定されたのですか?

現地調査の様子
[梅田さん]
美しい景観が保全されている地域で、営農が行われており、今後も継続して行われる見込みであること、地域特性を生かした主体的な保全活動に取り組んでいる地域…といった条件の中で、県内の市町から64地区を推薦してもらいました。そしてインターネットなどによる県民投票を行った後、「やまぐち棚田保全協議会」で審議し、現地調査を行って21地区を選びました。結果的に21地区となったのは、20という数字にこだわらず、応援しようということになったためです。


それはいいですね!地域での保全活動の取り組みにはどのようなものがありますか?

徳地三谷地区での稲刈り
[梅田さん]
はい。「棚田オーナー制度」というのがあります。これは、棚田のオーナーを募集して田植えや稲刈りなどを都市住民と地域住民が一緒に行い、交流しながら棚田を守っていこうというものです。山口市徳地三谷(とくぢみたに)地区では、農作業のほかにも茶摘みや、ホタル祭りなど、積極的に交流が行われています。周南市中須北地区では、棚田オーナー制度のほかに、地区外から親子連れを招いて米や野菜作り、ソーメン流しなどを体験してもらう農業体験交流会も行っているんですよ!


地域の皆さんとの交流が盛んに行われているのですね!やまぐちの棚田20選に選ばれた地区について、どうすれば知ることができますか。

棚田の美しい景観
[梅田さん]
県のホームページで紹介しています。ぜひ、現地を訪ねて棚田の大切さやそれを守っている人たちのことを知ってください。ただし、あぜや田んぼなどを踏み荒らさないようマナーを守って応援してください!