2010年4月23日・5月14日Vol.188(合併号)山口県広報広聴課

山口県発信!これに注目!

 山口県では、「住み良さ日本一の元気県」の実現に向けて、さまざまな取り組みを進めています。そうした取り組みの中から特徴あるものを取り上げ、毎月第4週目の配信号で、県の担当者が紹介していきます。

やまぐち教育応援団の取り組み:県教育政策課

やまぐち教育応援団のシンボルマーク「ええるくん」を手に持つ矢敷さん
注目

山口県では、「キャリア教育」や学習活動を充実していくため、「やまぐち教育応援団」という制度を2008(平成20)年8月に創設しました。全国的にも数少ない教育応援団という取り組みについて、県教育政策課の矢敷健治(やしき けんじ)さんに聞きました。


「キャリア教育」って、聞き慣れない言葉なんですが、どういうものなんですか?

[矢敷さん]
キャリア教育とは、一般的に勤労・職業観をはぐくむことといわれています。でも、子どもたちにいきなり勤労・職業観といっても難しいですよね。そこで山口県では、子どもたちが自分は何が好きなのかを見つけ、将来何になりたいかといった夢や目標を持ち、それに向かって、今できることは何か、社会が求めているものは何か、小学校から高等学校まで発達段階に応じ、自分の生き方、あり方を考えていくことを、キャリア教育と幅広くとらえているんです。


なるほど!成長に応じて、将来への夢や目標をはぐくんでいくこと…。では、キャリア教育を充実していくために創設された「やまぐち教育応援団」って、どんなものなんですか?

職場見学
[矢敷さん]
夢や目標をはぐくむ上では、いろんな仕事を見たり、仕事の話を聞きながら、身近に感じることが必要です。そのためには、学校の授業だけでは不十分で、社会や地域とのかかわりが欠かせません。最近は、隣近所の人たちから教わる機会や、上級生・下級生と一緒に遊ぶ中で自然に学ぶ機会も減り、また、少子化や核家族化が進み、地域や家庭の教育力が落ちてきたといわれています。子どもは社会の宝です。そこで、以前から行っていた高校生の就業体験などを、幼稚園から、小学校、中学校、高等学校まで広げ、企業や、事業者の皆さんのご協力をいただきながら、職場見学をしたり、専門家の話を聞いたり、実際に仕事を体験するなど、社会全体で子どもたちの教育を応援していくための仕組みとして設けたのが「やまぐち教育応援団」なんです。制度として取り組んでいるのは、全国的にも数少ないようです。



今、どのくらいの数の応援団が認証・登録されているんですか?

子どもや保護者などを対象とした学習講座
[矢敷さん]
3月現在で、約500件の事業所や団体です。この制度は、県内のどの地域で、どんなことを支援できるか、事業所の皆さんが取り組み内容を自由に選べますので、ぜひもっと多くの事業所の皆さんに登録していただきたいですね。


応援団となった事業所の皆さんは、どんなことを支援しているんですか?

イタリアンレストランでの就業体験
[矢敷さん]
職場見学や就業体験の受け入れが最も多く、次いで学校への講師や指導者の派遣です。また、子どもや保護者などを対象とした学習講座などもあります。イタリアンレストランでの就業体験や、歴史美術館での講演会などもあったんですよ。


私も子どもたちと一緒に取材をしたことが何度かあるんですが、現場で、大人からじかに話を聞いたり、体験したりすると、子どもたちは大人が予想する以上に興味を持ったり、そのことに親しみを感じたりするようですね!

やまぐち教育応援団シンボルマーク「ええるくん」
[矢敷さん]
ええ!子どもたちにとっていい刺激になるし、また、教える皆さんにとってもやりがいにつながっているようです。今後は、本の読み聞かせなど社会教育活動をされている団体にも登録していただきたいです。事業者の方が、応援団に登録・認証されると、企業のイメージアップになりますし、県の政策課題に寄与する取り組みを行っているということで「政策入札制度」の対象となるといったメリットもあります。詳しくはホームページをご覧ください。
皆さん、ぜひご登録ください!