2009年12月11日Vol.179山口県広報広聴課

「山口ふるさと大使」に聞きました

 山口県では、県外で活躍中の山口県にゆかりのある方に、「山口ふるさと大使」へ就任いただき、全国に向けた、山口県のさまざまな魅力のPRにご協力いただいています。
 毎月、第2週目の配信号で、「山口ふるさと大使」に山口県への思いなどをお聞きしています。

第7回 宮本和知(みやもと かずとも)さん

宮本和知さん

宮本和知さんは山口県下関市出身、1964 (昭和39)年生まれ。県立下関工業高校を卒業後、川崎製鉄株式会社水島製鉄所(現・JFEスチール株式会社西日本製鉄所)に入社して社会人野球で投手として活躍しました。1984(昭和59)年には、ロサンゼルスオリンピック日本代表チームの一員に選ばれ、チームの金メダル獲得に貢献。そして、1985(昭和60)年読売巨人軍に入団。読売巨人軍では、通算成績66勝62敗4セーブ防御率3.60という記録を残し、1997(平成9)年に現役を引退しました。現在、スポーツキャスターやスポーツメンタルトレーナーとして活躍中です。


11月8日にふるさと下関市で開催された「下関海響(かいきょう)マラソン2009」で招待選手として初めてのフルマラソンに挑戦!いかがでしたか?

フルマラソンに挑戦する宮本さん
[宮本さん]
ずいぶんトレーニングして臨んだんですが、調整って難しいですね。その調整期間にけがをしたり、両足指に豆ができたりしてしまって…。当日は、折り返した後、せめてスタート地点でもあった約16キロ地点まではと頑張ったんですが、そこで制限時間を超えてしまいタイムオーバー。でも、スタートで先頭を切って出て行って、結局何千人もの人たちに抜かれてしまいましたが、そのおかげでたくさんの皆さんとお会いできた…ともいえるし、コースのすぐそばに広がる関門海峡の景色も気持ち良かったし、充実した1日でした!足の指は今も血豆で黒ずんでいるんですよ。


本当にお疲れさまでした!宮本さんにとって、ふるさと下関市の思い出深い場所はどこですか?

彦島大橋
[宮本さん]
そのマラソンのコースでもあった「彦島(ひこしま)大橋」!そこは中学生の時、父とランニングしていた所で、そこから今「ひこっとらんどマリンビーチ」と呼ばれている西山海水浴場まで毎朝走っていたんです。振り返れば、僕がプロ野球に入れた原点は、その時の体作りにあると思うんです。だから、下関に帰ると、夢に向かって一生懸命だったころを思い出すんです。もう一つ思い出深い場所は、蓋井島(ふたおいじま)(※1)!高校時代、同じ野球部だった同級生が蓋井島出身で、夏休みに島へ行ってよく海に潜って遊びました。きれいな島なんですよ!その同級生は今、島で漁師をやっています。僕にとって、下関というと海。僕は去年、都内から神奈川県の海のそばのまちへ引っ越したんです。やっぱり育った環境に似た所へ戻りたくなったのかなあ。


宮本さんには昨年、県外広報誌『ひとごこち山口2008秋冬号』の取材で「秋吉台エコツアー」を体験していただきました。いかがでしたか?

中尾洞を探検する宮本さん
[宮本さん]
大自然に抱かれた山口県の歴史を感じましたね!鍾乳洞(中尾洞=なかおどう)(※2)探検は疲れたけれど…(笑)、探検って、子どもに帰りますよね!無邪気に遊んでいた小さいころの冒険心、やっぱり忘れたくないですね!

中尾洞探検では、取材陣もご一緒させていただいて、探検隊長・宮本さんも初体験だったのに、初体験の隊員たちをずいぶん気遣って勇気づけてくださり、本当に楽しかったです!ありがとうございました!ところで今年は、テレビ番組で、長門市油谷(ゆや)の向津具(むかつく)半島の海岸に漂着したゴミを清掃する「大浦クリーンアップ大作戦」をレポートしておられましたね。

向津具半島(川尻岬)
[宮本さん]
ええ!そこは本州への漂着ごみの玄関口になっていて、そこでしっかり処理しないと、ごみが対馬海流に乗って北へと運ばれ、全国各地の海岸に流れ着いてしまう。そこで「何とかしないと!」と長門市の人たちが立ち上がったわけなんです。僕は行って見てびっくりしましたね。日本のごみもあるけれど、アジア諸国からたくさん漂着しているんです!例えばペットボトルや使い捨てライターとか。海だけでなく、陸上でポイ捨てされた物も川を通って海へ流れていってしまう。一人一人がごみをポイ捨てしないこと!それが自然を守ることにつながるんだ…と、あらためて思いました。


最後に、山口ふるさと大使として今後の抱負をお願いします!

[宮本さん]
東京で頑張っている山口県出身者の方が集まって、2カ月に1回、食事会をしているんです。結束力もあり、「山口県では今、こんなことをやっています」と、みんなでどんどん発信していこうといつも話しているんですよ。2011(平成23)年には、「おいでませ!山口国体・山口大会」が開催されるし、その成功に向けて、僕も応援していきます!


  • ※1 下関市の吉見漁港から定期船で片道35分の島。
  • ※2 国の天然記念物。案内人がいないと危険なため基本的には非公開。ほぼ発見当初の状態が保存された貴重な洞くつ。秋吉台エコツアーで、探検を体験できる日を設けています。