2009年9月25日Vol.174山口県広報広聴課

山口県発信!これに注目!

 山口県では、「住み良さ日本一の元気県」の実現に向けて、さまざまな取り組みを進めています。そうした取り組みの中から特徴あるものを取り上げ、毎月第4週目の配信号で、県の担当者が紹介していきます。

やまぐちスロー・ツーリズム:県中山間地域づくり推進室

安久さん
注目

三方が海に開けた山口県には、山・里・海といった豊かな自然があり、それぞれの土地には、生活に根差した特徴ある歴史や文化が息づいています。県では、それぞれの地域の魅力を高め、住む人・訪れる人が共に、その地域の時間・空間・文化などをゆっくりと楽しむ「やまぐちスロー・ツーリズム」を推進しています。今回は、このやまぐちスロー・ツーリズムに注目して、県中山間地域づくり推進室の安久侑希(やすひさ ゆき)さんに話を聞きました。



「やまぐちスロー・ツーリズム」って、どういうものなんですか?

[安久さん]
山口県では、以前から農山村で交流を楽しむグリーン・ツーリズムや、漁村などで交流を楽しむブルー・ツーリズム、自然環境や歴史文化を体験するエコ・ツーリズムを推進してきました。2006(平成18)年度にそれらを連携させ、「やまぐちスロー・ツーリズム」として、さらに推進しようということになったんです。つまり、やまぐちスロー・ツーリズムとは、都市などに住む皆さんと農山漁村に住む皆さんが田舎体験を通じて交流を進めていきましょうというものなんです。


それには、訪れる人だけでなく、そこに住んでいる人たちにとっても魅力ある中山間地域づくり、地域の活性化につなげていこう…という思いが託されているそうですね?

中山間地域の様子
[安久さん]
はい!農山漁村が位置する県内の中山間地域※1は豊かな自然、生活に根差した特徴ある歴史や文化など体験プログラムの素材に恵まれています。そこで、やまぐちスロー・ツーリズムを通して、訪れる人たちに地域ならではのさまざまな体験プログラムなどを楽しんでもらうとともに、プログラムを提供する地域の皆さんにとっても生きがい、そして経済的なメリット、さらに産業の創出につながればと考えているんです。


なるほど!そういうふうに発展していくと、本当にうれしいですね!体験プログラムには、どんなものがあるんですか?

チリメンモンスター探し
[安久さん]
例えば、今でいうサウナのような石風呂体験や、山口県ならではのワサビのみそ・しょうゆ漬け作り、潮干狩り、和紙作り、そば打ち、チリメンモンスター探し※2などがあります。また、農林漁家民宿(のうりんぎょかみんしゅく)にゆっくりと滞在して、こうしたさまざまなプログラムの体験や、民宿の人との語らいなどを通して、田舎ならではの魅力をたっぷりと満喫されることもおすすめです。


この農林漁家民宿って、どういうものなんですか?

漁業体験(一本釣り)
[安久さん]
農林業や漁業を営む皆さんが本業の傍ら経営されている小さな民宿のことです。県内には今、11軒が開業しています。そこに滞在すれば農山漁村のありのままの暮らしに触れることができ、農家の方と野菜を収穫したり、漁師さんと魚を捕ったり、そして、その食材を使って一緒に作った郷土料理を味わったり…。「おばあちゃんちに帰ったみたい!」と言って繰り返し訪れる人も多いそうですよ!


わーっ、なんだか行ってみたくなりました!どうすれば、やまぐちスロー・ツーリズムの情報を入手できますか?

子ども農山漁村交流プロジェクトの様子(長門ゆずきちの収穫)
[安久さん]
県内の道の駅や大型商業施設、東京のおいでませ山口館などに置いてあるパンフレット「田舎体験ガイド!!やまぐち」や、県のホームページで紹介していますので、ぜひご覧ください!また、県内6つの地域では、小学生が農山漁村でホームステイする「子ども農山漁村交流プロジェクト」を推進しています。実際に体験した子どもたちから「食べ物がどうやってできるのか初めて知った!」とか、保護者の方からは「帰宅後に家事を手伝うようになった」といった、うれしい声がたくさん届いているんですよ。皆さんも山口県での田舎体験をどんどん楽しんでくださいね!


  • ※1 中山間地域とは、平野の外縁部から山間地までの地域のこと。山口県では県土の約7割を占めている。中山間地域には多様な自然や生態系、美しい風景や伝統文化が豊富に残されており、食料の生産をはじめ、水源のかん養や県土の保全など私たちの暮らしを守るための重要な役割を果たしている。
  • ※2 カタクチイワシの稚魚を塩水でゆで、干してチリメンジャコを作る過程で、選別時、それ以外の小さな海の生き物を見つけて取り除いていく体験。