2009年8月28日Vol.172山口県広報広聴課

山口県発信!これに注目!

 山口県では、「住み良さ日本一の元気県」の実現に向けて、さまざまな取り組みを進めています。そうした取り組みの中から特徴あるものを取り上げ、毎月第4週目の配信号で、県の担当者が紹介していきます。

産業観光バスツアー:県観光交流課

片山さん
注目

山口県には、秋吉台や錦帯橋、萩の城下町などの有名な観光地だけでなく、歴史的、文化的価値がありながらも、あまり知られていない埋もれた観光資源が数多くあります。山口県では、このような資源を生かす、ご当地ならではの旅「地旅」を、地域の皆さんで企画・運営していこうという取り組みが広がっています。その中の一つ、宇部市・美祢市・山陽小野田市での取り組み「産業観光バスツアー」が、話題を呼んでいます。今回は、この産業観光バスツアーに注目して、県観光交流課の片山隆広(かたやま たかひろ)さんに話を聞きました。


この産業観光バスツアーは、どのようなきっかけで誕生したんですか?

[片山さん]
県では、2005(平成17)年度から「やまぐち観光交流塾」を開講し、地域の観光リーダーの育成に、2007年度からは地旅の企画などを行う人材の育成や地旅の推進に取り組みました。当時、工場を観光する「ファクトリー観光」を行っていた宇部市を中心とした地域では、「ファクトリー観光」をベースとしたご当地ならではの旅を模索していました。そして、地元の経済団体や企業、市民グループ、行政が「宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会」を設立し、産業観光に着目したツアーを企画することとなったのです。2008(平成20)年度から地元の旅行業者が主催する形で、本格的に産業観光バスツアーがスタートしました。
現在、県内のほかの地域でも、やまぐち観光交流塾の卒業生が中心となって、地旅づくりを進めているんですよ。


産業観光バスツアーは、今年度は20コースで全42回実施中だそうですね。どんなコースがあるのですか。

石灰石鉱山
[片山さん]
はい。いくつか紹介すると、石灰石鉱山などを訪ね、普段は関係者以外立ち入り禁止の日本一長い私道(企業専用道路)を通行する「セメントの道」コース。かつて硫酸瓶の製造で栄えた歴史を学ぶことができ、硫酸瓶で垣根を作ったユニークな「瓶垣」などを見学できる「窯のまち小野田」コース。かまぼこや豆腐工場での衛生管理の徹底や製法など食の安全や味にこだわった取り組みに焦点を当てた「食を担う者の誇りと責任」コースなどがあります。このほかにも、さまざまなコースがあり、どのコースも地域の魅力に触れられる内容になっています。


産業観光バスツアーの特徴というと、どんな点ですか?

コンセプトブック「三市、三翁命脈を戴くまち」
[片山さん]
いくつか挙げられます。まずは、「CSR(※1)=企業の社会的な責任」という視点から、産業と地域との共生を学ぶ「CSRツーリズム」として産業観光を行っていることです。また、産業観光バスツアーにはいくつかコースがあるのですが、それぞれテーマを設けて物語性のあるコースを作ったこと、テーマについてより興味を持っていただけるようコンセプトブックを参加者に事前に送っていることなども挙げられます。そのほか、企業のOBや郷土史家などから詳しい説明が聞けることも特徴の一つで、分かりやすいと好評なんですよ!
12月中旬までツアーが開催されていますので、ぜひ参加して下さい!なお、団体での申し込みにも応じていますので、詳しくは協議会へお問い合わせください。


ところで、県観光交流課では今、「ぐるるん!山口」という県内周遊観光キャンペーンを行っているそうですね?

ぐるるんガールズ
[片山さん]
はい。これは県民の皆さんに山口県の観光の魅力を再発見していただこうと始めたもので、県内周遊観光を促進するキャンペーンです。3人の「ぐるるんガールズ」による専用ホームページなどでの観光地の紹介や、観光地を巡って景品が当たる「スタンプラリー」など、盛りだくさんの内容で実施中です。
皆さん、山口県をどんどん観光して、楽しんでくださいね!


※1 Corporate Social Responsibilityの略。