コンテンツ2009年4月10日Vol.163 山口県広報広聴課

白ギツネが発見したという湯田温泉

JR湯田温泉駅の白ギツネ
JR湯田温泉駅の白ギツネ
  JR山口線の湯田温泉駅を降りると、巨大な白ギツネのモニュメントが出迎えてくれる。これは、湯田温泉が白ギツネによって発見されたという言い伝えによるもの。ほかにも温泉街のあちこちにかわいい白ギツネが置かれている。
この言い伝えとは、温泉街の北東にある小高い山、熊野権現山の麓にあった寺での話である。
 その昔、この寺の境内にある小さな池に、夜になると白ギツネが入り、そのうち池から出て足を引きずりながら帰って行く。かすかに水をかくような音がするので、何をしているのか興味を持った寺の僧が「足を痛めているな」「なぜ池の中に入り妙な仕草をするのか」と思いながら毎晩見ていると、七日目のこと、帰っていく白ギツネが足を引きずっていないのに気付いた。不思議に思った僧が、その池に手を入れてみると、なんと温かい。さらにかき回すと、ますます温かい水がわいてくる。ペチャペチャという音が聞こえたのは、この湯に痛めた足をつけて治したのではないかと僧は考え、里の人たちに話して池を掘ることになった。すると、掘れば掘るほど湯はわいてきて、人々は不思議に思いながらも掘り続けた。その時、一体の仏像が出てきたのである。丁寧に洗い流すと、光輝く見事な薬師仏であった。僧はすぐに池の傍らに薬師仏を安置する小さなお堂を建て、出湯の守護仏として祭った。このことを伝え聞いた人々が、お薬師様を拝み温泉につかったら、どんな難病もたちどころに治ったという。こうして白ギツネの湯として評判となったという。
 湯田温泉では、今年も4月4日(土曜日)・5日(日曜日)に白狐まつりが行われる。4日の晩には、白ギツネが温泉を発見したという故事にちなみ、白ギツネに扮(ふん)した子どもたちのたいまつ行列が、湯田温泉の街中をねり歩く。

  • 監修 詩人 和田 健(わだ たけし)


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