コンテンツ2008年8月22日Vol.148 山口県広報広聴課

県庁職場訪問-ちえみとゆかりのおじゃまします-

県消費生活センター[前編]

県消費生活センター全景
 私たちは、悪質な訪問販売や架空請求などのトラブルに巻き込まれないようにするにはどうすればよいのでしょうか。消費者の暮らしの相談や啓発活動について知りたくて、山口市にある「県消費生活センター」におじゃまして、企画啓発班の宮本英典(みやもと ひでのり)主査に聞きました!
カズ
[カズ]県消費生活センターの啓発活動ってどんなことをしているんですか?
宮本さん
[宮本さん]県や市町の広報誌への掲載や、報道機関へ最新の消費者トラブル対処法などを情報提供しているほか、出前講座や「やまぐち消費者大学」などを行っているんですよ。
ゆかり
[ゆかり]やまぐち消費者大学ですか?
消費者大学
[宮本さん]はい。契約に関する法律や食品表示など消費生活に関する幅広い知識や、複雑・多様化する消費者問題への対応などについて学びたい方を対象に、昨年度から始めたものです。年齢の制限はありません。8カ月間で 計8講座。そのうち6講座を受けた方を、やまぐち消費者大学修了者として認定しています。昨年度は68人の方が修了者として認定されたんですよ!
ゆかり
[ゆかり]おーっ、素晴らしい(拍手)!今年度のやまぐち消費者大学は、すでに始まっていますか?
[宮本さん]はい!学生の募集は終え、6月に開講しています。今年度は大学教授や弁護士の方などを講師に、「悪質商法と消費者被害救済について」などのテーマで講座を行います。また、今年度から地域の消費者リーダーとして活動できる人材の育成を目的に、「やまぐち消費者大学大学院」も開講しました。やまぐち消費者大学修了者を対象に受講生を募集したところ、24人が入学されました。
ゆかり
[ゆかり]へーっ、やまぐち消費者大学って大学院まであるんですか!消費生活に関する幅広い知識を身につけた方に、それぞれの地域で活躍してもらえると心強いですね。
カズ
[カズ]今、消費者問題に関心のある人は多いと思います。やまぐち消費者大学の“学生”にならなくても、興味のあるテーマが学べるとうれしいんですが…。
[宮本さん]ハイ!学べますよ!やまぐち消費者大学の講座の中に、聴講生を募集する講座も設けています。8月19日(火曜日)には、山口市にある県総合保健会館において、食生活ジャーナリストの佐藤達夫(さとう たつお)さんを講師に招いて行うんですよ。「食の安全・安心の実現に向けて」と題したこの講座では、食品表示の見方など、食に関する知識を消費者の皆さんに習得していただくものです(無料)。現在、聴講生を募集中です(※)。ほかにも、消費者問題を学ぶ機会として、出前講座があるんですよ!
カズ
[カズ]出前講座とは、どんなものなんですか?
出前講座
[宮本さん]県内の公民館や学校などの学習会に、当センターから講師を派遣して消費者講座を行うものです(無料)。出前講座では、相談事例を話したり、ビデオ教材をお見せしたりして、トラブルを未然に防ぐための知識などを紹介しています。昨年度、派遣依頼が最も多かったのは中学や高校、大学などの教育関係の方からで、次に多かったのは福祉関係の方からだったんですよ。
ゆかり
[ゆかり]なるほど!これから社会に出ていく学生たちが、トラブルに遭わないよう啓発するのはとても大切なことですよね。次に多いのが福祉関係からとは、どうしてなんでしょう?
[宮本さん]高齢者の方が消費生活のトラブルに巻き込まれることが増えているため、社会福祉協議会や民生委員、福祉施設の職員の皆さんなど地域の身近な人たちが、トラブルを未然に防ぐための知識を身に付けて、高齢者を支えていこうという動きが広がっているからです。
ゆかり
[ゆかり]確かにトラブルを未然に防げれば、それにこしたことはないし、そうした取り組みが増えているのはうれしいですね!
生活情報サロン
[宮本さん]そのほか、市町と協力して、9月から県内8会場で「くらしの情報セミナー」を開催します。また、ご希望があれば、少人数のグループを対象に、当センターの「生活情報サロン」で啓発講座も行います。詳しくはセンターへお問い合わせください!
  • ※ 県消費生活センター内「やまぐち消費者大学事務局」に電話またはファックスで申し込みください(TEL 083-924-2421、FAX 083-923-3407)。募集定員 先着100人。

県消費生活センター[後編]

消費者生活センター看板
 県消費生活センターには、どんな相談が寄せられているのか。また、トラブルを防ぐにはどんなことに気を付ければよいのかについて、同センター生活相談班の原田一(はらだ はじめ)主幹に聞きました!
カズ
[カズ]県消費生活センターでは、どんな相談を受け付けているんですか?
原田さん
[原田さん]商品を購入したりサービスを利用したりするときに起こる、販売方法や契約内容、品質のトラブルなどの相談を受け付けています。そして、問題解決のための助言やあっせんなどを行っているんですよ※1。
カズ
[カズ]どのくらいの相談があるんですか?
[原田さん]平成19年度は7,851件で、前年度に比べて1,524件減少しました。件数は近年減少傾向にあります。これは、被害に遭わないための啓発活動の効果が出ているのかもしれません。
カズ
[カズ]どんな相談が多いんですか?
センター内の様子
[原田さん]昨年度相談が多かったものは「通信サービス」と「融資サービス」に関するもので、この二つで全体の40パーセントに上りました。全体的に目立ったのは、訪問販売などによる60歳以上の高齢者層の契約トラブルが多発したことです。
ゆかり
[ゆかり]高齢者層の契約トラブルって、どんなことですか?
[原田さん]一人暮らしの高齢者の方が家のリフォームや布団などの訪問販売でトラブルに遭ってしまう…といったことなどです。例えば、話し相手がいないところへ販売業者が訪ねてきて、親切に振る舞ってくれたのでつい契約をしてしまったり、以前の契約者名簿などをもとに、同じ販売業者や名簿を手に入れた別の販売業者が入れ替わり、立ち替わり訪ねてきて、事実ではないことを言って不安にさせ、言葉巧みに契約を結ばせてしまう。次々と契約させられ、契約金額も高額になって支払いができなくなり、生活が行き詰まるという深刻な事例も増えているんです。
ゆかり
[ゆかり]うーん…。どうすれば、未然に防げるんでしょうか?
[原田さん]不審な来客を玄関に入れないことが大切です。ドア越しや、インターホンを通じて話をしましょう。また、近親者や近所の方、福祉関係の方などの身近な人が、高齢者の方が新しいものを買っていないかなど、定期的に様子を伺うことも早期発見につながります。
ゆかり
[ゆかり]先ほど、県消費生活センターでは問題解決のための助言やあっせんをするとの話しだったんですが、それは具体的にどのようなことをするんですか?
消費生活情報誌「くらし」 最新号へ
[原田さん]例えば、訪問販売の場合、特定商取引法※2で禁止している不実告知(虚偽の説明)や、重要事項(価格・支払い条件等)を故意に告知しなかったり、消費者をおどして困惑させたりする勧誘行為があった場合、当センターでは相談者に、販売業者に対して契約の取り消しを求める書類の書き方や出し方を助言したり、販売業者などとの問題解決の交渉に当たったりします。
ゆかり
[ゆかり]それは心強い!センターが交渉されることもあるんですか?
[原田さん]はい。昨年、ある販売業者が展示会を開催して高齢者に高額の着物や宝飾品を数年にわたって次々と販売し、その販売業者と契約した10数名から相談を受けた事例がありました。契約件数が多く、相談者の中には契約金額が1,000万円を超え生活が行き詰まっている方もおられたことや、関係する信販会社が数社に及んでいたことなどから、当センターでは、早期に全体的な解決を図るべきと判断。当センターが、その件を県消費者苦情処理委員会の調停に付し、委員会の意見を踏まえて、相談者と販売業者、信販会社との和解あっせんに当たりました。
ゆかり
[ゆかり]うーん…。消費生活相談の仕事って、大変そうですね。
相談コーナーでの相談の様子
[原田さん]はい。苦労することもありますが、相談者からお礼の電話や手紙をいただいたときは、やりがいを感じ、苦労が報われた思いがします!
カズ
[カズ]相談したいときは、どうすればいいんでしょうか?
[原田さん]当センターへ、お電話、あるいはご来所ください。その際は、トラブルになっている件の関係書類をご用意ください。当センターから遠い方は、お住まいの市町の消費生活相談窓口にご相談を。県外にお住まいの方は、お住まいの都道府県、市区町村の消費生活相談窓口にご相談ください。また、当センターのホームページには注意情報や相談事例などを掲載しています。ぜひ参考にしてください!
  • ※1 「消費生活相談の受け付け」は、月曜日から金曜日(8時30分から17時まで。祝日・年末年始を除く)。
  • ※2 特定商取引法など消費生活関係法令

次回は、県水産研究センターをご紹介します。お楽しみに!



元気発信!!「山口きらめーる」についてのご感想・お問い合せはこちらまで!

山口県総合政策部広報広聴課
〒753-8501 山口県山口市滝町1-1
電話:083-933-2566 FAX:083-933-2598
E-mail:a11000@pref.yamaguchi.lg.jp
山口県総合政策部 広報広聴課のページへ
元気発信!!「山口きらめーる」に掲載された記事を許可なく転載することを禁止します。
[リンク集]
ひとのくに山口ファンクラブ ひとごこち山口 VODやまぐち
おいでませ山口デスティネーションキャンペーン おいでませ山口館(東京) おいでませ山口館(広島)
つくろう!住み良さ日本一 やまぐち元気寄附金
Copyright(C) Yamaguchi Prefecture 2002-2008 All rights reserved.