コンテンツ2008年7月11日Vol.145 山口県広報広聴課

おもしろ山口学

おいでませ山口へ 著/森川 信夫(山口県方言研究家)

おいでませ山口デスティネーションキャンペーン ロゴ
おいでませ山口デスティネーションキャンペーン ロゴ
  「おいでませ山口へ」は、今や山口県観光を象徴するキャッチフレーズ。その「おいでませ」を用いた「おいでませ!山口国体・山口大会」は、山口県で2011(平成23)年に行われる第66回国民体育大会と第11回全国障害者スポーツ大会の愛称です。
 山口県の県央部などを中心に古くから用いられてきた「おいでませ」は、軽い敬意と親しみの気持ちを込めて、「来てください」「おいでください」「いらっしゃい」などと訪問をいざなうときの言葉です。「今度、やまぐちーおいでませ(今度、山口に来てください)」「えんりょーせんと、うちーおいでませ(遠慮をしないで、私の家においでください)」「ほいじゃまた、おいでませ(それではまた、いらっしゃい)」というように使われてきました。より敬意の高い言い方は「おいでなさいませ」で、「きゅー付けて、おいでなさいませ(気を付けて、お越しくださいませ)」などと使われます。
 一方「よく、いらっしゃいました」という意の、来客を迎えるときの伝統的なあいさつ言葉は、軽い敬意と親しみの気持ちを込めて「よー、おいでました」、より敬意が高いときは「よー、おいでなさいました」、やや儀礼的に表現する場合は「おいでなさいませ」などが、しばしば使われてきました。
 このように、訪問をいざなう「おいでませ」などと来客を迎えるときの「よー、おいでました」などとは、本来区別して用いられる言葉でしたが、最近では「おいでませ」を、来客を迎えるときのあいさつ言葉と思っている人も若年層を中心に増えてきました。近畿地方などで使われる「おいでやす」や共通語の「いらっしゃいませ」など、来客を迎える表現の語意から影響を受けた現象であろうと考えられます。
 今年は、9月まで「おいでませ山口デスティネーションキャンペーン」が行われ、多くの観光客の方々が山口県にいらっしゃいます。言葉の意味を拡大しつつある「おいでませ山口へ」が、県の内外で飛び交い、このキャッチフレーズを介した人や文化の交流も広がっていくことでしょう。



元気発信!!「山口きらめーる」についてのご感想・お問い合せはこちらまで!

山口県総合政策部広報広聴課
〒753-8501 山口県山口市滝町1-1
電話:083-933-2566 FAX:083-933-2598
E-mail:a11000@pref.yamaguchi.lg.jp
山口県総合政策部 広報広聴課のページへ
元気発信!!「山口きらめーる」に掲載された記事を許可なく転載することを禁止します。
[リンク集]
ひとのくに山口ファンクラブ ひとごこち山口 VODやまぐち
おいでませ山口デスティネーションキャンペーン おいでませ山口館(東京) おいでませ山口館(広島)
つくろう!住み良さ日本一 やまぐち元気寄附金
Copyright(C) Yamaguchi Prefecture 2002-2008 All rights reserved.