2008年3月28日Vol.138 山口県広報広聴課
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【第3回】「一瞬一生」-作品へのまなざし

おもちゃ「楽隊」
香月泰男美術館所蔵
黒とイエローオーカーの重い色調で描かれたシベリヤ・シリーズで知られる香月ですが、明るい色彩に満ちた作品群も描いています。台所の食材、花や昆虫などがそれです。彼は身の回りのものを好んで描き、生命の尊さや自然の美しさを表現しました。これらの作品の特徴は「一瞬に一生をかけることもある。一生が一瞬に思える時があるだろう」との彼の言葉に象徴されます。彼は、剣豪・宮本武蔵が死を意識して決闘に臨んだ心境のように、絵描きもこれが絶筆になるかもしれないという心構えで作品に臨むべきだと述べています。そして、徹底的に鉛筆でデッサン、素描を繰り返し、最小限の要素でモチーフの本質をとらえようとしました。
彼は50歳代後半から心臓の発作に悩まされ、寒い日は外出を控えるようになりました。そこで、制作の合間の気分転換におもちゃ作りを始めます。材料は、自宅を改修したときの廃材や空き缶、ブリキの切れ端、河原の石ころなど。彼の手に掛かると、予想もしなかった新たな命が吹き込まれます。例えば、小さな木切れが、彼のわずか一筆、二筆で、走り回るイノシシに。ビールの空き缶に目鼻の点を打っただけで、一瞬のうちに表情のある人物に。楽団やサーカス、動物など、躍動感にあふれた作品は250点を超えます。彼が作るおもちゃの最大の特徴は、「生きものたち」であるということ。それらは、表情、動き、しぐさなどが的確で生き生きとし、彼の観察の鋭さ、デッサン力の確かさを物語ります。彼の豊かなイマジネーションと遊び心が生み出したおもちゃは、暗くて重いシベリヤ・シリーズとは対照的に、生きていることの喜びにあふれています。
香月泰男は1974(昭和49)年、62歳で亡くなりました。彼は生前、建築の勉強をしていた二人の息子の卒業制作に自分の美術館を設計するように頼んだことがありました。1993(平成5)年にその夢が実現し、息子たちが設計した「三隅町立香月美術館」(現在の香月泰男美術館)が開館しました。美術館には自宅のアトリエも復元・移設されており、郷土に生きた画家、香月泰男の素晴らしい作品群に触れることのできる貴重な場所となっています。
※ 香月泰男美術館では、5月25日(日曜日)まで、「<私の>空展」を開催中です。
※ 下関市立美術館では、4月13日(日曜日)まで、「所蔵品展 近代日本画の俊英たち 香月泰男と戦後美術」を開催中です。
取材協力/香月泰男美術館
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県岩国港湾管理事務所[後編]

「岩国港」の港湾施設の建設や管理をしている「県岩国港湾管理事務所」。後藤勉(ごとう つとむ)次長に岩国港を案内していただきました!
[ノブ]港湾管理事務所では港湾施設の建設や管理をされているそうですが…。
[後藤さん]はい。港には、岸壁や防波堤のほかにも、さまざまな施設があるんですよ。港へのアクセス道路、柱島への渡船の待合所や港湾管理事務所があるポートビル、渡船がつく浮桟橋、船からコンテナを荷揚げするクレーン、荷揚げしたコンテナなどの貨物を置くコンテナヤードや野積場(のづみば)や貯木場(ちょぼくじょう)、船への給水施設などです。港湾管理事務所では、これらの施設を整備し、管理しているんです。
[ノブ]港に入ってくる船から、入港届を受理したり、岸壁の使用料を徴収したりもしているそうですね?
[後藤さん]はい。港に入港する船は、公共の岸壁であるか、企業専用の岸壁であるかにかかわらず、入港届を港湾管理事務所、海上保安官、税関や検疫所などに届け出なければなりません。また、公共の岸壁や桟橋などに船を係留する場合には、入港する前に使用の申請をし、使用料を払わなければなりません。港湾管理事務所では、船の大きさや係留時間などを踏まえて、岸壁などの割り振りを行っています。岸壁には、船の名前と係留時間を書いた、案内板も用意しています。
【ポートビル前から新港(しんみなと)地区のゲートへ移動】
[ゆかり]ん?関係者以外立ち入り禁止?埠頭(ふとう)って、立ち入り禁止なんですか?
[後藤さん]そうなんですよ。2001(平成13)年9月のアメリカの同時多発テロ事件を機に、2002(平成14)年12月にソーラス条約※が改正され、国際航路の旅客船、海外貿易の貨物船が利用する港では、港湾施設の保安対策が求められました。通常、埠頭へは関係者以外立ち入り禁止とし、警備員が24時間、警備をしているんです。
【ゲートから中のコンテナヤードへ】
[ノブ]おーっ!国内のほか、世界有数の運送会社のコンテナなどもたくさんあり、国際的な港ですね!
[後藤さん]ええ。今、大型フォークリフトやリーチスタッカーと呼ばれる特殊自動車を使って、船からクレーンで荷揚げしたコンテナを運んで来て積み上げています。このコンテナはトラックで陸上運送されたり、別の船に積み替えられていきます。あそこに見えるのが、タイヤマウント式クレーンですよ。
[ゆかり]うわあ!まるでものすごく巨大なキリンですネ!色は青いけど(笑)。で、あのー、タイヤマウント式って何ですか?
[後藤さん]大きなタイヤが32個も付いていて、岸壁を移動できるクレーンなんです。約40メートルの高さがあって、一度に39トンも吊り上げられるんですよ。
[ノブ]ここから北に見えるのが、装束(しょうぞく)地区の埠頭。南に見えるのが、室の木(むろのき)地区の埠頭。岩国港って、本当に広いですね!
[後藤さん]はい。そこで、三つの地区の間や企業との物流を円滑にできるよう、国とともに約2.9キロメートルの「臨港道路」の建設を進めているんです。
[ゆかり]こうして見ると、港って、まちを世界につなげる起点なんだなあと実感します!
[後藤さん]ええ。岩国では、港からまちを活性化しようと、市や企業などが中心となって2006(平成18)年に「岩国港活性化委員会」を設立し、さまざまな取り組みを進めているんです。県も使用料の減額などで岩国港の活性化に協力しています。企業の評判も上々です!
岩国港活性化委員会で熱心な誘致活動が行われた結果、3月31日(月曜日)に豪華客船「飛鳥2」が岩国港に寄港することになりました。県では、それに合わせて、新港地区の埠頭を8時30分から24時まで一般に開放します。市による歓迎式典や海上保安庁の巡視艇による歓迎放水なども行われる予定ですので、皆さんもどうぞお越しください!
[ノブ][ゆかり]わーっ!それは楽しみですネ!ぜひ伺います!!
※ソーラス条約
SOLAS条約(海上における人命の安全を確保する国際条約)。タイタニック号の海難事故を契機に1914年に定められました。
次回は県消防学校を紹介します。お楽しみに!
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2011(平成23)年に開催する第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」。9千通を超える応募の中から、県の方言「ちょる」に「る」を付けてかわいらしく表現した『ちょるる』がマスコットの愛称に選ばれました。
国体PRのためさまざまな場所に登場します。見かけたら声を掛けてくださいね。
- 問い合わせ
- 県国体準備室 電話:083-933-4790
3月21日に美祢(みね)市、美東(みとう)町、秋芳(しゅうほう)町が合併し、人口約3万人の新「美祢市」が誕生しました。これにより、県内の市町数は13市7町となりました。新市では今後、新しいまちづくりに向けたさまざまな取り組みが進められます。
- 問い合わせ
- 県地域政策課 電話:083-933-2303
大会・会議・イベントなど、最近の県政の出来事を、写真付きで紹介します。
県ホームページの注目サイト
今回は、この3月に新設、リニューアルしたサイト、読者の皆さんから要望の多い特産品を紹介したサイトを紹介します。
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山口県の寒漬け読者プレゼント

※画像はイメージです。
寒風が吹くころ、山口市阿知須(あじす)地区から宇部市の東部にかけての丘陵地では、大量の大根をつるして乾燥させる風景が見られます。この大根は甘塩に漬け込んだもの。約20日寒風にさらして干し、木づちなどでたたいてのばす作業を繰り返した後に、しょうゆと調味料で貯蔵発酵させると、特産の“寒漬け”と呼ばれる漬物になります。
特有の歯ごたえが楽しめ、甘みのあるしょうゆ味の寒漬けは、ご飯や酒との相性が最高です。
今回は、山口県の寒漬けを読者クイズの正解者の中から抽選で10名様にプレゼントします。
[応募方法]
こちらの読者クイズにお答えください。正解者の中から抽選で山口県の寒漬けをプレゼントします。締め切りは
4月10日(木曜日)です。当選者は4月25日配信の山口きらめーるでお知らせします。皆さん、奮ってご応募ください。
[プレゼントクイズ当選者]
2月22日号で実施した読者クイズに、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。「ゆめほっぺ」当選者については
「アンケート結果・プレゼント当選者」のページをご覧ください。
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桜の花咲くころには、新たな出会いと名残惜しい別れがあります。身の回りにも、派遣、転職、研修で東京へと旅立つ知人がいます。
そんな彼、彼女らをはじめとする山口県を離れる人たちのもとにも、山口県の魅力をいっぱいに詰めた山口きらめーるをお届けしていきます。
次回の配信は4月11日です。
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