コンテンツ2007年10月26日Vol.128 山口県広報広聴課

県庁職場訪問-ちえみとゆかりのおじゃまします-

県計量検定所[前編]

県計量検定所 学校の体重計、タクシーの料金メーターなどが定期的に検査されているってご存知でしたか。検査を行っているのが、山口市にある「県計量検定所」です。どんな仕事をしているのか知りたくて、業務課の安部信宏 (あべ のぶひろ)主査、指導課の河野哲久(かわの てつひさ)主事に話を伺ってきました。
ノブ
[ノブ]はかりは正しいものだと思うんですが、定期的な検査が必要なんですか?
河野さんと安部さん
[安部さん]はい。計量法という法律によって、商取引や証明などに使用されるはかり、特定計量器と呼びますが、ガス・水道・電気・タクシー・燃料油メーターなどは「検定」や「定期検査」に合格した正確なものでないと使用できないことになっているんです。これは、1891(明治24)年に「度量衡(どりょうこう)※法」(1951[昭和26]年に「計量法」に全面改正されました)が公布されて以来の長い歴史があるんですよ。なお、計量器の精度や性能の向上によって、検査の対象は減ってきています。例えば、体力測定で使う肺活量計や和栽で使う竹尺などが検査の対象から外されました。
ノブ
[ノブ]なるほど。検査のほかにどんな業務があるんですか?
啓発ポスター
[安部さん]1メートルや1キログラムといった国が定めた基準が県内に正確に普及するための特定計量器の検定・検査の他に、正しく計量することの普及啓発があります。計量器がいくら正確でも、それがきちんと使われていないと意味がないですものね。例えば、お店でお肉を100グラム買って、家で量ってみたら100グラムない、となると…。
ゆかり
[ゆかり]それはもう大変です!!でも、そんなこと、実際にあるんですか?
[河野さん]ええ。残念ですが、そうした苦情が寄せられることもあるんです。そこで、商取引や証明などで正しく計量されるよう、当所では小売店をはじめとした事業所に「立ち入り検査」を行っているんです。計量ミスが起こりやすい繁忙期の中元・歳暮シーズンに集中して行うほか、苦情が寄せられたときに速やかに立ち入り検査を行っています。
ゆかり
[ゆかり]その立ち入り検査って、具体的にはどんなことを行うんですか?
[阿部さん]当所から持参した正確な計量器で商品を量り、現状を確認します。商品の種類や重さによって、「量目公差」という測定値の許容範囲が定められているんですが、それを超えていれば、改善の指導をします。許容範囲を超えてしまった原因は、計量器が壊れていることなどの異常に気づいていなかったということもありますが、実際に多いのは、正しい計量方法を知らなかったということ。担当者が正しい計量方法を店の責任者からきちんと指導を受けておらず、肉でいえばトレイやタレなどの調味料も含めて計量していた…といった事例などです。悪意がある場合は、より厳しく指導します!
ノブ
[ノブ]消費者の方に商品の内容量の監視をお願いする制度もあるそうですね?
イメージ
[河野さん]はい。現在、県内の26人の方に、日常される買い物のうち、指定する商品について内容量が適正かどうか、当所から貸与した計量器で確認してもらっているんですよ。
ゆかり
[ゆかり]あのー、お肉を100グラム買ったのに120グラム入っていた…。そういう場合は、いいんですか?消費者としては、すごくうれしいんですが。
てんびん
[阿部さん]いいえ(笑)。買う人も売る人も損をしないよう適正に公平に、というのが大事なんです。検事を主人公にした、今、公開中の映画に、公平公正を象徴するてんびんを持ったギリシャ神話の女神「テミス」の像が登場するのをご存知ですか?私たちの仕事も「てんびん」に象徴されるような「公平公正」でなければならない、と思っているんですよ!
※度量衡
「度」とはものさしのことで長さをはかること、「量」とは枡(ます)のことで容積をはかること、「衡」は秤(はかり)のことで重さをはかることを意味します。

県計量検定所[後編]

計量検定所に展示されている匁単位のはかり前編でお話のあった、商取引や証明などに使用されるはかりである特定計量器の「検定」や「定期検査」はどのように行われているのか、「県計量検定所」業務課の安部信宏(あべ のぶひろ)主査、指導課の河野哲久(かわの てつひさ)主事に話を伺いました。
ノブ
[ノブ]合格したものでないと使えないという特定計量器の検定の制度について、詳しく教えていただけますか?
検定証印
[安部さん]はい。「検定」とは、計量法で定められた基準に適合しているかどうか、製造工場から出荷する前や修理されてから使用される前に行う検査のことで、検定に合格したものには「検定証印」などが付けられます。質量計やガス・水道・電気・タクシー・燃料油メーターなどが対象で、水道メーターは8年、ガスメーターや電気メーターは10年というように、それぞれ検定の有効期間が決められています。そのため、皆さんのご家庭でも、水道メーターやガスメーターなどの有効期間終了前に、水道局やガス事業者の方によって新しいメーターに交換されます。交換をお知らせする通知も届いていると思うんですが…。
ゆかり
[ゆかり]えっー、そうなんですか!気付きませんでした。早速確認してみます(笑)。ということは、タクシーメーターにも検定証印が付いているってことですね?
[安部さん]ハイ!タクシーの場合は検定証印に加え、「装置検査証印」というものも付けられています。有効期間は1年、その後、定期的に行う検査、「定期検査」を毎年受けなければいけないというちょっと厳しいものになっているんですよ。県内にタクシーは約2800台。当所のほか岩国市と周南市に県のタクシー検査場があり、そのほかの地域では民間の検査場に当所職員が出張し、検査を行っています。当所の検査場へご案内しましょう!

【県計量検定所内のタクシー検査場へ】

ゆかり
[ゆかり]ん…?この装置はどういう仕組みになっているんですか?
タクシーメーター検査器
[安部さん]実際にタクシーを走らせて検査をするのは難しいので、この装置の上でタイヤを回転させます。すると、検査場の基準メーターに走行距離が表示されるので、それとタクシーメーターの運賃表示とを比べて、正確かどうか確認するんです。
ゆかり
[ゆかり]なるほど!!「定期検査」はタクシーメーターのほかにも行われているんですよね?
イメージ
[安部さん]はい、商店・工場・学校・病院などで取引や証明などに使われる質量計が、2年に1回、定期検査を受けることになっています。
ノブ
[ノブ]学校の体重計も定期検査が必要だと聞きました。取引や証明などに使われるはかりということでしょうか?
[安部さん]児童や生徒の健康診断の結果は、本人に通知するだけでなく、公の統計にも使われます。そうした通知、公の統計へ報告するための証明に使われるので、学校の体重計も定期検査が必要なんです。
ノブ
[ノブ]定期検査は、いつ、どこで行っているんですか?
山口県で基準となる分銅
[安部さん]県を東部と西部※に分け、毎年交互におこなっています。検査会場は、市町の出張所や公民館などです。今年は東部が対象で、定期検査時期近くになると、対象市町の広報紙などで告知していますので、目にされた方もあるのではないでしょうか。また、過去に検査を受けた方には直接、通知もしています。
定期検査には集合検査と所在場所検査とがあります。集合検査は、持ち運びできる小型のはかりを検査会場へ持参していただき一斉に検査するものです。所在場所検査は、持ち運びできない大型のはかりや多数のはかりがある工場や病院などに、出張して検査するものです。ほかに、はかりを検査会場へ持ち運ぶと仕事にならない年中無休の小売店などへ、依頼された計量士が行って、定期検査に代える検査を実施する方法もあります。
ゆかり
[ゆかり]計量士って、私、初めて聞いたんですが、どういう人なんですか?
[安部さん]計量士っていうのは、計量法に基づく、計量器の検査や計量管理などを行う国家資格者なんですよ。ちなみに私もその計量士の一人です(笑)。県内には少数しかいません。
ノブ
[ノブ]その資格を取得するのってなかなか難しいそうですね!ところで、11月1日(木曜日)は「計量記念日」で、イベントを行われる予定だと聞きました。
[河野さん]ハイ! 計量法が全面改正、施行された11月1日が、計量記念日に制定されています。計量についての正しい知識を皆さんに知っていただこうと、その計量記念日に毎年イベントを行っています。今年は13時から16時まで防府市の「ゆめタウン防府」で、計量に関するクイズやキャンディの重さ当て大会などを行います!ぜひご来場ください!お待ちしています!
※下関市域は、計量法に基づく「計量特定市」として、下関市が定期検査を行っており、集合検査と所在場所検査を毎年交互に行っています。なお、計量特定市は平成19年10月1日現在、全国に110市あります。

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県計量検定所

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