コンテンツ2007年2月23日Vol.112 山口県広報広聴課

県庁職場訪問-ちえみとゆかりのおじゃまします-
スタッフのみなさん 防府市にある「県立総合医療センター」に「総合周産期母子医療センター」が誕生して1年。どんなところなのか知りたくて、センターの母子保健室で働く保健師・伊藤悦子さんの職場におじゃましてきました!
ちえみ
[ちえみ]周産期ってあまり耳慣れない言葉なんですが、「総合周産期母子医療センター」ってどういうセンターなのですか?
伊藤さん
[伊藤さん]周産期というのは、“赤ちゃんが生まれる前後の時期”を指す言葉なんですよ。このセンターはお母さんや赤ちゃんの命を守る拠点として、高度な専門的医療はもとより、妊娠前から乳幼児期まで一貫した保健・医療・福祉対策を進めるため、昨年1月11日に整備された施設です。県内に5つある地域周産期母子医療センター(岩国医療センター、徳山中央病院、山口赤十字病院、山口大学医学部附属病院、済生会下関総合病院)などと連携しながら活動しています。
ゆかり
[ゆかり]センター誕生までにご苦労はありましたか?
[伊藤さん]たくさんの問題はありましたが、これまで以上に安全に出産できる体制づくりを進めるため、多くの皆さんの協力で乗り越えました。県の宝ともいえる貴重な施設なんですよ。
ちえみ
[ちえみ]どんな方が主な診療対象なのですか?
センターの様子
[伊藤さん]県内の医療機関から、外来または救急車による緊急母体搬送等で紹介されてくるリスクの高い妊婦さんや赤ちゃん(※)が中心ですが、一般的な産科外来も行っています。ただ、この1年でセンターでの出産は急激に増えていて、異常のない方については予約制を取り始めました。(センターでの分娩をご希望の方は、できるだけ早めに産科を受診して分娩予約を!)
※リスクの高い妊婦さんや赤ちゃん
妊娠中毒症、切迫流産、切迫早産など常時管理の必要な妊婦さんや、体重1,000グラム未満の赤ちゃんなど
ゆかり
[ゆかり]伊藤さんはセンターでどんなお仕事をされているのですか?
[伊藤さん]主にNICU(新生児集中治療室)やMFICU(母体胎児集中治療室)を利用する不安でいっぱいのお母さんが安心して子育てできるように、地域の健康福祉センターや市町の保健師さんと連携を取って、入院中から退院後の在宅ケア体制を整える仕事をしています。また、周産期関係の調査や研修のお世話とか、入院中のお母さんに絵本の読み聞かせも行っているんですよ。
ちえみ
[ちえみ]ん…?子どもではなく、お母さんに絵本の読み聞かせ…ですか?
絵本の読み聞かせ
[伊藤さん]はい。入院中のお母さんに「子育てって楽しい」って思ってもらい、お母さん同士の交流の場になればと、センターの待合室で週1回始めたのです。お母さんたちが絵本に引き込まれていると赤ちゃんもそろって絵本の方へ顔を向けていたり、お母さんたちの笑い声に合わせてまるで一緒に楽しんでいるように動いたりするんですよ!
ちえみ&ゆかり
[ちえみ&ゆかり]えーっ!!まだ生まれたばかりの赤ちゃんですよね?
[木下さん]ええ、不思議でしょ?お母さんが楽しいと、その雰囲気が赤ちゃんに伝わるのかもしれませんね。母と子が響き合う楽しさを実感して退院してもらえると嬉しいですね。あっ、時にはお父さんも参加されていますよ。そのほか「産後うつ調査」を実施しながら、不安の大きいお母さんを早い段階でサポートすることも試みています。保健師の仕事は"してあげる"仕事ではなくて、本人が“する”ことを支えるものなので、見えにくい仕事ですが、高度な医療現場の中で、一貫した保健・医療・福祉体制づくりに向けて企画・連絡・調整業務に猪突猛進(?)しています!
ゆかり
[ゆかり]センターのマスコットキャラクターがあるそうですね?
マミー&メイ
[伊藤さん]はい。センターの開所に合わせ、施設を広く皆さんに知っていただきたいと公募しました。45点の応募があり、その中から山口県をイメージしたミカンの親子「マミー&メイ」が採用されました。包み込む母の優しさと温かさ、子どもの元気と明るさが表現されていて、ほのぼのとして親しみやすいキャラクターなんですよ。ぜひ覚えてくださいね!

伊藤さん 県立総合医療センターの3階と4階に設けられた、お母さんやお父さんの強い味方、「総合周産期母子医療センター」。そのセンターの中を、母子保健室の伊藤悦子さんに案内していただきました。
ちえみ
[ちえみ]青空と白い雲のパネル…。とっても明るい雰囲気ですね!ここ3階は、どういうフロアなんですか?
LDR室(居室型分娩室)
[伊藤さん]産科の入院施設で、高度医療施設とスタッフを備えた「MFICU(母体・胎児集中治療室)」が6床、MFICUを退出された方のための「産科後方病室」が12床あります。分娩室は「LDR室(居室型分娩室)」が2室、帝王切開もできる「分娩手術室」が1室あり、緊急の場合は帝王切開決定から30分以内で赤ちゃんが生まれてこられる体制を整えています。
ゆかり
[ゆかり]LDR室っていうのは、どういうお部屋なんですか?
[伊藤さん]陣痛・分娩・回復を同じ部屋で過ごせるようになっていて、ご家族の方のためのソファベットもあり、家庭的な雰囲気の中でお産に臨めるよう配慮している部屋です。希望される場合は出産に立ち会うこともできるんですよ。では、4階もご案内しましょうね。
【4階へ移動】
NICU (新生児集中治療室)
[伊藤さん]4階は新生児部門。ちょっと早く小さく生まれた赤ちゃんや、心臓やおなかなどに病気をもった赤ちゃんなどの高度な集中管理を行う「NICU (新生児集中治療室)」が9床、そこを退出した赤ちゃんの病室「GCU(新生児後方病室)」が15床あります。クリーンなお部屋ですので入り口の前に前室があって、手洗いをしてガウンを着ていただいています。また、赤ちゃんの救命を迅速に行えるよう、3階の分娩室とNICUの間には直行できる専用エレベーターがあります。
ちえみ&ゆかり
[ちえみ][ゆかり]あっ。ここにも廊下の天井に青い空、真っ白な雲!いいですネー!
左:青空の描かれた天井/右:飾り棚
[伊藤さん]実は、この天井の絵は、新生児科の先生やNICUの看護師さん、ボランティアの方も加わってセンター開所直前の年の瀬に、私たちが描いたものなんですよ。手作りの温かさが伝わりますか(笑)。エレベーター前にある、この「飾り棚」も手作りなんです!
ちえみ
[ちえみ]わーっ、楽しそう!しかも、手が込んでいてスゴイ!
ゆかり
[ゆかり]ホント!でも、どうして飾り棚作りを?
[伊藤さん]ここは入院中の赤ちゃんを見舞うお母さんが必ず通る所。お兄ちゃんやお姉ちゃんがお母さんと赤ちゃんとの面会が終わるのを待つ所。神経をすり減らしながらも安全な医療・看護のために頑張っているスタッフも必ず通る所です。そんな皆さんの心が少しでも和むようにと思って。ヒーリング・アートっていいます。開所後、毎月、その月に合った飾り棚を作り始めたところ、次第に協力者が増え、「お飾り隊」を結成しました。その副隊長に、母子保健室のもう1人のスタッフ、尾上留美子さんが就任して、腕を振るっています!
【尾上留美子さん登場】
ちえみ
[ちえみ]尾上さん、今月のテーマは節分なんですね!
尾上さんと手作りの鬼や豆
[尾上さん] はい!紙で豆を作り、それを鬼の箱めがけて投げ、得点も数えて遊べるという企画を考えてみました。
ゆかり
[ゆかり]飾り棚作りって大変じゃないですか?
[尾上さん]「子どもたちが楽しんでいたよ」っていう声を聞くと、うれしくて。去年の7月は七夕をテーマに、皆さんに「早く良くなりますように」などの願いごとを短冊に書いてもらって手作りの笹に飾っていただきました。展示後は、願いがどうぞかないますようにと、お宮に奉納してきました。
ゆかり
[ゆかり]なんだかジーンときちゃいますね…。
[伊藤さん]彼女の力を借りて、明るい「母子保健室」を運営しています。「総合周産期母子医療センターだより」も毎月発行(病院ホームページにも掲載)していて、妊婦さんたちにとても好評なんですよ!
ちえみ
[ちえみ]センターが開設して1年。今どんなことを感じておられますか?
[伊藤さん]現場は大変ですが、スタッフ一同、安心して子どもを生み育てることができる環境を目指して頑張っています。忙しい中でも、生まれたての赤ちゃんに会うと疲れがすーっと癒やされる気がします。この赤ちゃんのエネルギーをたくさんの人に伝えたいですね!

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