コンテンツ2006年12月22日Vol.108 山口県広報広聴課

県庁職場訪問-ちえみとゆかりのおじゃまします-
山口健康福祉センター 県内には8つの健康福祉センターがあり、保健・医療・福祉・生活環境に関するさまざまな業務を行っています。そこで働く保健師さんがどんなことをしているのかが知りたくて、山口健康福祉センター健康増進課・渡邉洋子主査の職場におじゃましてきました!
ちえみ
[ちえみ]渡邉さんはどんなお仕事をされているんですか?
渡邉さん
[渡邉さん]私は今、難病班に所属しています。難病班は、特定疾患などの難病の方や心身障害児などに関する医療や日常生活上の相談に応じたり、訪問指導を行ったりしているほか、感染症予防活動なども行っています。
ゆかり
[ゆかり]感染症といえば「新型インフルエンザ」の発生が心配されていますね。
[渡邉さん]新型インフルエンザは従来のインフルエンザウイルスの遺伝子が変わることによって現れるもので、今のところまだ発生していません。でも、今、鳥インフルエンザが世界中に拡大し、インドネシアやベトナムなどでは感染した鳥との濃厚接触によって感染し亡くなられる方が増えています。そのため鳥インフルエンザウイルスが変異して、人から人へ感染する新型インフルエンザが発生する可能性が高まっているといわれています。
ちえみ
[ちえみ]新型インフルエンザへの対策って何かされていますか?
着用訓練の様子
[渡邉さん]していますよ。発生した場合の対応マニュアルを作成していますし、先日、所内研修会を行い、発生時の役割分担の確認や防護服を着用する訓練をしました。いざという時に迅速に正しく着用できないといけませんからね。
ちえみ
[ちえみ]感染が広がったらいけないから、着方や脱ぎ方って大事ですよね。
ゆかり
[ゆかり]事前に訓練すれば安心ね。渡邊さん、私たちが日常生活で予防するにはどうしたらいいですか?
手洗い・うがい
[渡邉さん]一般のインフルエンザの予防と同様に「外出後は手洗い・うがいをする。マスクを着用する。栄養に注意し、過労や不摂生を避ける。湯冷めやうたた寝を避ける。部屋の湿度を保ち、1時間に1回程度は窓を開け換気を行う。人混みへの外出を控える」こと。また「流行地への渡航を控える」ことも大事です。
ゆかり
[ゆかり]一般のインフルエンザにかからないように注意することが、新型インフルエンザの予防にもつながるんですね。
ちえみ
[ちえみ]ところで、エイズ予防のためのお仕事もされているそうですね?
HIVウイルス抗体検査の様子
[渡邉さん]はい。電話・来所相談のほか、匿名・無料でエイズの原因となるHIVウイルスの抗体検査を行っています。日本では今、HIV感染者がどんどん増えていて、先進国でHIV感染者が増えているのは日本だけなんです。山口健康福祉センターでは、昨年から、第1・3火曜日の昼間に完全予約制で、検査後30分で結果が分かる「迅速検査」を始めました。また、奇数月の第3火曜日の夜間には、3日後に結果が分かる通常の抗体検査も行っています。
ゆかり
[ゆかり]検査の時に心がけていらっしゃることはありますか?
[渡邉さん]エイズやHIVに関して正しい知識を持っていただけるよう、予防方法などについて説明をしています。HIV抗体検査で仮に陽性であっても、薬の進歩によってエイズの発症を遅らせることができるようになってきました。感染の不安がある方、県内のほかの健康福祉センターでも匿名・無料で検査ができますので(※)、できるだけ早く受けてくださいね!

※迅速検査は現在、岩国・周南・山口健康福祉センターで実施しています。


相談室 健康福祉センターで働く保健師さんの仕事には、今、社会的な問題になっている「ひきこもり」に関することもあります。どんなことを行っているのか、山口健康福祉センター健康増進課・三家本(みかもと)恭子さんに話を聞きました!
ちえみ
[ちえみ]三家本さんは今、精神保健班に所属されているそうですね。どんなお仕事をされているのですか?
三家本さん
[三家本さん]心の健康を守るための仕事を行っています。例えば、精神保健相談や精神保健デイケア、精神保健ボランティア「ひまわりの会」の支援、心の健康づくりに関する知識の普及活動など。ひきこもり対策事業も行っているんですよ。
ゆかり
[ゆかり]お子さんが引きこもりで悩んでいるという話、私も身近なところで聞くことがあるんですが、本当に難しい問題ですね。そのひきこもり対策事業ってどういう人が対象なんですか?
チラシ
[三家本さん]この事業は、6カ月以上自宅にひきこもり、学校や仕事に行かず、また統合失調症などの精神疾患ではないと考えられる「社会的ひきこもり」といわれている方やその家族の方を対象としています。思春期・青年期における社会的ひきこもり、家庭内暴力など、心の問題に対応するため、関係機関などが協力して、地域における相談体制の連携を強めていこうという事業なんです。
ちえみ
[ちえみ]具体的にはどういうことを行っているのですか?
[三家本さん]家族の方の心理的な負担の軽減や、よりよい対応力・コミュニケーション方法の獲得を目的にした「社会的ひきこもり家族教室」を行っています。これは9回コースで行っているもので、プログラムの関係などから、残念ながら今からご希望される方があっても途中からは参加できないので誠に申し訳ありません。でも、この家族教室とは別に、「個別相談」はお受けしていますので、今、悩んでおられる方はどうぞ個別相談をご利用ください。
ゆかり
[ゆかり]個別相談では、どんなふうに応じておられるのですか?
[三家本さん]お話を伺った上で、ご家族の方がどういう話し方・接し方をすれば望ましいのか、一緒に考えていきます。そして、そのように接していただいてどうだったかを次回来られたときに伺って、また一緒に考えていきます。また、同じような悩みを抱えておられる方たちの「家族会」があり、そうした家族会や勉強会などもご紹介しています。
ちえみ
[ちえみ]個別相談や家族会、勉強会などに参加される中で、何かいい変化が生じたケースはありますか?
[三家本さん]はい。中には「以前は家族の中で会話がなかったのが、少し会話できるようになった」とか「アルバイトに行くようになった」といったうれしい声も上がっているんですよ。
ゆかり
[ゆかり]わぁ、良かったですね!ひきこもりで悩んでおられる家族の方は、一般的にどのように本人に接すればいいのでしょうか?
イメージ
[三家本さん]一概には言えませんが、私たちは「本人が居心地よく過ごせること」を基本にしています。なんとかしなければ…と本人も苦しんでいます。そこへ家族が責めたり励ましたりし過ぎると、家庭でも休めない状況に本人を追いやってしまいます。「おはよう」とか「ちょっと出かけてくるよ」とか、何気なく声をかけて日常会話を続けていくことが、家族の一員として認めているんだよ、ということにつながります。また、コミュニケーションには適度な距離が必要です。そうしたことが学べる機会を今後も設けていきたいと思います。
ちえみ
[ちえみ]三家本さん自身、この仕事を通じてどんなことを感じていますか?
まずはお電話ください
[三家本さん]ひきこもりの問題は誰にでも気軽に相談できることではなく、「自分が死んだら、この子はどうなるんだろう」って家族の方も本当につらいと思います。でも、不安や戸惑いなどいろんな感情を抱えながらも、あきらめずに相談や家族会への参加を続け、家族自身が良い方向に変化していくのが、とても印象的です。「同じ悩みを抱える家族会なら話せる。相談して良かった。来て良かった」という方がたくさんおられます。家族だけで抱え込まず、悩んでおられる方はどうぞまず、お近くの健康福祉センターにお電話ください!

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