コンテンツ2006年11月24日Vol.106 山口県広報広聴課

県庁職場訪問-ちえみとゆかりのおじゃまします-
県文書館 県立山口図書館の2階にある「県文書館(もんじょかん)」では11月10日(金曜日)から12日(日曜日)まで、イベント「文書館デイズ『御屋形様(おやかたさま)の文書-雪舟のパトロン大内氏』」を開催します。大内氏自筆の手紙などを直接見られる貴重な機会で、ほかにも書庫見学ツアーなど面白そうな企画がいっぱいです。その見どころなどを知りたくて、同館の専門研究員・山田稔さんの職場におじゃましてきました!
ゆかり
[ゆかり]文書館って、私は山口県の歴史や文化財の調べものでお世話になっているけれど、ちえみは?
ちえみ
[ちえみ]私、実は初めてなの。だから、今日は興味津々で来ました!山田さん、県文書館ってどんなところなんですか?
山田さん
[山田さん]県庁の公文書・記録や県内に関する文書・記録を永久保存して、一般の皆さんが利用できるようにしている施設で、昭和34年に開館した日本初の文書館なんですよ。
ちえみ&ゆかり
[ちえみ&ゆかり]へーっ!!日本初の文書館だったんですか?!
[山田さん]はい。設立の大きなきっかけは、昭和27年に旧萩藩主の毛利家から県へ、約5万点に及ぶ藩政時代の文書「毛利家文庫」が寄託されたことにあるんです。このときすでに県立山口図書館には戦前の県史編纂所(へんさんしょ)が収集していた県庁の文書なども大量にあり、これらの膨大な史料をどう公開・利用していくかが、早急の課題となったわけなんです。そこで当時の図書館長らが文書の本格的な保存利用機関として外国の「アーカイブズ(archives)」を研究し、その必要性を訴えた結果、昭和34年に日本初の文書館が設立されることになったというわけなんです。
ちえみ
[ちえみ]アーカイブズ!?最近でこそ、その言葉をよく聞くようになったけれど、47年前にもう着目していたなんて、うーん、スゴイね!
ゆかり
[ゆかり]ヘヘヘ!山口県を自慢したくなっちゃうね!
膨大な数の資料を納めた書架
[山田さん]所蔵している文書は現在、江戸時代の藩政文書や明治以降の行政文書など約45万点に上ります。それを整理し、閲覧のために提供したり、人気の「古文書講座」や「文書館デイズ」と銘打ったイベントも行ったりしているんですよ。
ちえみ
[ちえみ]その文書館デイズ、今年で6回目だそうですね。どんな内容ですか?
チラシ
[山田さん]県立美術館で開催中の展覧会「雪舟への旅」と連動して、雪舟と関係のあった大内教弘(おおうち のりひろ)・政弘(まさひろ)・義興(よしおき)を中心とする、当館所蔵の中世文書を展示する「特別資料展示」を行います。大内氏自筆の手紙をはじめ約20点もの貴重な中世文書を直接、一堂に見られるめったにない機会。これは必見です!
ゆかり
[ゆかり]「マツタケをありがとう」っていう大内政弘の手紙も展示されるんですね。大内のお殿さまに親近感が湧いちゃうな(笑)。
[山田さん]特別資料展示の見どころを専門研究員が分かりやすく解説する「ギャラリートーク」も行います。古文書って古臭いイメージがあるかもしれませんが、中世の古文書は美術工芸品ともいえるものなんですよ。文書によって異なる紙質や花押、書き方のルールなど、ちょっと面白い話をしようと専門研究員が準備していますので、お楽しみに!また、県立大学助教授の伊藤幸司先生による歴史探究講座「室町時代の禅僧と国際交流-雪舟と大内政弘の遣明船-」も開催するほか、普段は皆さんが見ることのない「文書館書庫見学ツアー」も行います。そうだ!今から書庫を見学してみませんか?
ちえみ&ゆかり
[ちえみ&ゆかり]わぁ!行ってみたい!ぜひお願いします!

書架 全国初の文書館として誕生した「県文書館」。もっと多くの人に活用してもらおうと、ホームページに便利なコンテンツを設けるなど、さまざまな取り組みを進めています。同館の専門研究員・山田稔さんに、便利な活用法を教わるとともに、普段見ることのない書庫へも案内してもらいました!
ホームページ
[山田さん]ご存じですか?県文書館のホームページには、便利なコンテンツがいろいろあるんですよ。まずは、これ。当館人気ナンバーワン「絹本着色吉田松陰(よしだ しょういん)像(自賛)」の画像ダウンロードのコンテンツです!
ちえみ
[ちえみ]えっ?松陰センセイの画像をダウンロードできちゃうんですか?!
[山田さん]ええ。これは県文書館の所蔵品で、見たいという方が以前からとても多かったんです。そこでホームページから高画質でダウンロードできるようにしたんです。また、当館所蔵の画像を出版物などに掲載する場合は申請が必要なんですが、その申請書もダウンロードできるんですよ。
ゆかり
[ゆかり]おーっ!松陰センセイもお墓の下で、きっとびっくりですネ!
[山田さん]山口県の歴史・文化に関する年表を検索できるコンテンツ「山口県文化史年表」もあるんですよ!検索する言葉を入力して検索ボタンを押すと…、ほら、該当する年代と記事が表示されるんです。
ちえみ
[ちえみ]あのー、山口県文化史年表って、そもそもどういうものなんですか?
[山田さん]昭和43年に県が発行した本で、記事ごとに出典も載っているんですよ。
ゆかり
[ゆかり]それは安心!!山口県の歴史を調べるときに、ものすごく助かっちゃいます!
[山田さん]ほかにもお薦めのコンテンツはいろいろあるんですが、そろそろ、お待ちかねの文書館の書庫に行ってみましょうか?
ちえみ&ゆかり
[ちえみ&ゆかり]ハイ!よろしくお願いします!
【書庫へ・・・】
ちえみ&ゆかり
[ちえみ&ゆかり]うわぁー、棚にぎっしり!宝の山って感じですネ!
御仕置帳
[山田さん]ここにあるのは藩政文書で、ジャンル別に分類してあります。例えば「雲上(うんじょう)」は朝廷関係。「柳営(りゅうえい)」は幕府関係。「公統(こうとう)」は毛利系の家系に関すること。「巡見事(じゅんけんごと)」は幕府から視察に来た巡見使のこと。「御仕置帳」は萩藩の裁判記録。奇兵隊のこととか、幕末維新関係のものも多いんですよ。
ゆかり
[ゆかり]うーん。ジャンル名を見るだけでも面白そう。だけど、私は古文書がちっとも読めないから、猫に小判(笑)。もっと勉強しておけば良かったー。
黄紙
[山田さん]この紙を見てください。黄ばんでいるでしょ?防虫のために、キハダ=黄檗(おうばく)を漉(す)き込んだ「黄紙(きがみ)」という萩藩の公用紙なんです。支藩の徳山藩になると、紙はちょっと赤っぽくて、「赤紙(あかがみ)」といわれています。それにしても、この膨大な量。一見地味ですが、「いい仕事していますねー」なんてどころじゃないぐらい、どれもものすごく価値のある県の財産なんですよ。もう一つの書庫へも行ってみませんか?
【別の書庫へ・・・】
[山田さん]ここには国の重要文化財に指定されている約1万3千点に及ぶ、明治初年からの県行政文書があります。これほどの量を残している県は珍しく、それは県史を編さんしなければと考えて、文書を残そうとした熱心な人がいたからこそです。戦前期の県庁舎及び県会議事堂と行政文書がそろって残り、ともに国の重要文化財というのは、山口県だけなんですよ。文書館の仕事は、文書を収集し、中身を一つ一つ見て分類・整理し、傷んだものは補修して後世へ残していくこと。それはとても大変な作業です。また、和紙は裏打ちして補修できますが、洋紙はそれができないんです。そうした戦後の文書やデジタル時代の文書をどう保存していくかが、これからの課題なんです。
ゆかり
[ゆかり]古文書って、昔からのたくさんの人の働く姿、生活する姿が見えてくるようで、なんだかジーン…。
ちえみ
[ちえみ]私、来年の文書館の古文書入門講座、受講してみたくなっちゃいました!これからも山口県の宝を大切に守っていってくださいね!

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