コンテンツ2006年8月25日Vol.100 山口県広報広聴課

県庁職場訪問-ちえみとゆかりのおじゃまします-
はなっこりー  「はなっこりー」ってご存じですか?中国野菜のサイシンを母親、ブロッコリーを父親として生まれた、山口県のオリジナル品種の野菜で、今、全国から注目を集めています。誕生までの汗と涙の物語を知りたくて、開発に取り組んだ県農業試験場の片川聖部長と岡藤由美子専門研究員の職場におじゃましてきました!
ちえみ
[ちえみ]どうしてはなっこりーの開発に取り組んだのですか?
片川部長
[片川さん]農家の高齢化が進む中で「お年寄りや女性に向く、軽くて収穫が楽な野菜」を作ろうと、消費者の10年先のニーズも考えながら開発を始めたものなんです。
ゆかり
[ゆかり]えっ?どうして10年先だったんですか?
[片川さん]品種の育成って10年はかかるものなんですよ。だから、10年先の社会を予測しながら開発に取り組まないとだめなんです。
ゆかり
[ゆかり]なるほど!じゃ、はなっこりーも10年かかったんですか?
[片川さん]平成元年から着手して平成11年に農林水産省へ正式に品種登録。やっぱり10年かかりましたね。
ちえみ
[ちえみ]中でも一番大変だったのは?
岡藤専門研究員
[岡藤さん]いろいろな野菜を使って交配した数万以上の個体の中から、責任を持って選ばないといけない。私にはそれが一番大変でした。くる日もくる日も畑で生のまま試食。これはきっとおいしいと予測しても、食べたらがっかりの連続…。実はサイシンとブロッコリーの組み合わせは、期待していなかったんですよ(笑)。
ゆかり
[ゆかり]へ~っ、意外だったんですネ!でも、それからは順調に?
[片川さん]いえ、種を増やすのも数年がかり。ほかにも何センチメートルで収穫して商品にするのがいいのかなど、経営として成り立つのかまで見極めないと農家の方に栽培を勧められないので課題が多くて大変でした。
[岡藤さん]ようやく店頭に出したら「おいしくない。これじゃ売れないよ」って言われて。あのときは本当に落ち込みました。
ちえみ&ゆかり
[ちえみ&ゆかり]えっ?でも、今はおいしいって評判ですよ!
出荷袋に入ったはなっこりー
[片川さん]店頭に置いている間に花が咲いて、花茎(かけい)が筋っぽくなってしまったことが原因でした。そこで鮮度を保ちながらも花を咲かせない、専用の袋を試験場で開発したことが転機に。また、おいしかったから栽培したいと女性の生産者グループが申し出てくれて一生懸命取り組んでくれたこともあって。やがてマスコミで全国に紹介され、評判が高まっていったんです。
ちえみ
[ちえみ]大変だけど、やりがいのあるお仕事ですネ!
[片川さん]ハイ!!そんな試験場の仕事を子どもたちに知ってもらおうと、8月19日(土曜日)に「第5回農・畜・林試験研究ウォッチング」を開催します。パンやバター作りなど楽しいことがいっぱい。ぜひ遊びに来てくださいネ!

プチソレイユ 「プチソレイユ」は平成17年に農林水産省へ品種登録された、山口県のオリジナル品種のユリです。花は鮮明なオレンジ色、ユリには珍しく花径が10センチメートル程度と小さいのが特徴で、フランス語で“小さな太陽”という名前がまさにぴったり!人気もグングン上昇中です。開発の経緯や苦労などを、県農業試験場の尾関仁志専門研究員に聞きました!
ちえみ
[ちえみ]プチソレイユの開発って、いつから始まったんですか?
尾関さん
[尾関さん]平成6年からです。ヒメユリとスカシユリを掛け合わせて誕生しました。ほかにもいろいろな組み合わせで山口県のオリジナルユリの育成に取り組んでいて、現在7品種が登録されているんですよ。
ちえみ
[ちえみ]えっ?プチソレイユのほかにもあるんですか!
ゆかり
[ゆかり]あっ、思い出した!そういえば以前、見たことのない優しいピンク色をした、大きくて華やかな、ユリをいただいたことが…。確か、山口県のオリジナルって聞いたけど。
プリンセスマリッジ
[尾関さん]それ、この「プリンセスマリッジ」じゃないですか?
ゆかり
[ゆかり]そう!これこれ!あんまり見事だったので華道の先生や知り合いにもちょっと自慢したくて見せたら「うわぁステキ!欲しい!」って大評判で。
[尾関さん]ありがとうございます!県農業試験場では当初、プリンセスマリッジのように“大輪タイプ”のユリを育成していたんですよ。
ちえみ
[ちえみ]どうしてマリッジって名付けたんですか?
ゆかり
[ゆかり]あっ、分かったぞ!結婚式に似合う花ってことだったりして…。
約10センチメートルのプチソレイユ
[尾関さん]いいえ(笑)。スカシユリとシンテッポウユリの結婚=交配という意味からです。でも、今はプチソレイユのように“小輪タイプ”のユリの育成に力を入れているんですよ。
ちえみ
[ちえみ]どうして今は小輪タイプなんですか?
[尾関さん]花径が小さくて色が鮮やかだと、人気のフラワーアレンジメントに使ったり、花束や生け花などに使ったりと、花径が大きな花より幅広く使えて需要が期待されるからです。
ちえみ
[ちえみ]なるほど!!ところで、品種の育成って最初からこんな色を作ろうと目指して取りかかるのですか?
[尾関さん]一応そうなんですが、なかなか狙いどおりにはいかないですね。色が良くても形が悪かったり、病気にかかりやすかったり。数百の花を交配して、「これは!」というのを数年がかりで選抜し、球根などを増やしていくんです。
ゆかり
[ゆかり]次は、どんな色のユリがお目見えするんでしょう?
[尾関さん]それはまだ秘密です(笑)。でも、来年春ごろまでには新しいユリの品種登録を出願する予定なんですよ。
ちえみ&ゆかり
[ちえみ&ゆかり]わっ、楽しみ!ところで、プチソレイユを入手したいんですけど、いつごろ出荷されるんですか?。
[尾関さん]10月ごろから6月ごろまで、県内と大阪の市場へ出荷されます。プチソレイユ、どうぞよろしくお願いします!

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