平成17年5月13日号(HTML版)VOL.69
山口県広報広聴課

県庁担当者にここが聞きたい

河川課・岡田課長 間もなくホタルの季節。山口県ではゲンジボタル発生地として、木屋川(こやがわ:下関市)、音信川(おとずれがわ:長門市)そして一の坂川(いちのさかがわ:山口市)の各河川流域を含む一帯が国の天然記念物に指定されています。「他県から来られた皆さんが、県庁所在地でこれほどたくさんのホタルが見られるなんて…と、びっくりされるんですよ」と語る山口県土木建築部 河川課の岡田敏行課長に話を聞きました。


Q. 河川課はどんな仕事をしているの?

Answer
河川は生活に密着しています 河川は産業や生活を支えるものとして、わたしたちの生活に密着しているほか、レクリエーションや憩いの場、流域の文化をはぐくむ役割も担っています。
 その一方で、豪雨や台風による洪水が発生し、最悪の場合は貴重な生命・財産を奪ってしまうこともあります。こうした災害から流域住民の生活を守ること、人々に潤いの場を提供することが河川課の仕事です。
 災害を未然に防ぐために河川・海岸を改修したり、雨量・河川の水位などを情報提供しているほか、市町村が進めている、浸水想定区域や避難場所などを記した「洪水ハザードマップ」の作成を支援しています。また、山口県の河川をもっと知っていただき、親しんでいただくための河川情報誌も作成しています。


Q. 5月は「水防月間」だそうですが、これは、どういう目的で設けられたものですか?

Answer
5月は「水防月間」です 5月といえば、梅雨間近。そこで国(国土交通省)が、全国的に水防意識を高めていただくよう毎年この時期を「水防月間」と定め、広報活動を展開しているものです。
 水害から身を守るには、一人ひとりが水害への関心を持つこと、いざというときに備えて日ごろから準備をしておくことが大切です。そのために、まずは天気予報・注意報に関心を持つようにすること。県では、ホームページ(「山口県土木防災情報システム」)で水害の情報を提供しています。
 2つ目に、浸水想定区域・避難場所・避難経路を日ごろから確認しておくこと。避難時には高齢者や子どもなどを優先的に避難させてください。家族間の連絡方法も、あらかじめ決めておくのがよいと思います。
 3つ目に、緊急時の携行品を1つにまとめて準備しておくこと。貴重品や着替え、非常用食料、懐中電灯、ラジオなど、荷物は最小限に。この機会に、ぜひ備えを見直されてはいかがでしょうか。


Q. 「山口県土木防災情報システム」とはどのようなものですか?

Answer
取材風景 「山口県土木防災情報システム」は、気象・雨量・水位情報など、県が集めた水防に関する観測情報を、市町村などの防災関係機関や県民の皆さんに提供して、皆さんの水防活動をお手伝いするものです。
 このシステムでは、県内126カ所の雨量局、県内95カ所の水位局による河川の水位状況などを提供しています。特に錦川(にしきがわ:岩国市、美川町)と椹野川(ふしのがわ:山口市、小郡町)については、数時間後に川の水位がどうなるかを予測する「洪水予報マップ」も見ることができます。そのほか、日本気象協会の注意報・警報・台風・地震などの情報、気象衛星ひまわりの映像、アメダス、天気図などの情報もお知らせしています。これらの情報の一部は携帯電話でも見ることができます。ぜひ活用してください。
携帯用サイトについてはこちら


Q. 「やまぐちの川ビジョン」について教えてください。

Answer
やまぐちの川ビジョン 県では、河川行政の指針として、「やまぐちの川ビジョン」を策定し、県民の皆さまの積極的な参加や市民活動との連携のもと、自然豊かで地域の人々に愛され親しまれる川づくりを目指しています。
 一例として、一の坂川(山口市)では日本で初めてホタル護岸工法を実施し、消滅寸前にあったホタルをよみがえらせました。初夏になるとホタルの群舞がみられ、山口の風物詩となっています。県外の方も山口県の河川をぜひ楽しんでいただきたいですね。
 また、県では、7月の「河川海岸愛護月間」に向け、現在スローガンを募集中です。県内で年間延べ16万人の方々がボランティアで清掃活動を展開しておられるんですよ。本当にありがたいことと感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いします!