平成16年8月13日号(HTML版)VOL.51
山口県広報広聴課

県庁担当者にここが聞きたい

管財課・政木課長 「管財課には、直接、県政を左右するような事業や施策はないのですが、他の事業や施策を支援しバックアップできる、言ってみれば触媒のようなところだと思っています。これからの時代は、『攻めの管理』が大事だと思うんです」と語るのは、山口県総務部 管財課の政木永光課長。新時代を展望した管財課の取り組みについて聞きました。


Q.

「攻めの管理が大事」というのは、面白いですね。具体的にどういうことなのか、教えてください。


Answer
 これからは、県の土地や建物をただ保守管理したり、決まり通り運営していればいいという時代ではありません。もっとみなさんに見えるようにして、ニーズを調べ使い方をこちらから提案する、一歩踏み込んだ「攻めの管理が大事」です。発想を変えアイディアを出して面白く仕事をしたいですね。
 例えば、県の庁舎の会議室などは、夜間はほとんど使われていませんよね。だったら、空いている時間は地域のコミュニティ活動などに使っていただいたらいいのではないでしょうか。働いていらっしゃる方々の集会は夜7時や8時頃から始まる場合が多いので喜ばれるし、使用料が入ってくれば施設管理費も助かります。でも、もともとそういうつくりをしていませんので、セキュリティの問題などがあって難しい場合が多いのです。そこで、現在建て替えている「周南総合庁舎」は、本来県行政のためのものではあるのですが、最初から「開放する」ことを前提に、地域の意見を伺いながらつくってきました。
 そのほか、未利用地の売却にも一生懸命取り組んでいますが、こういう時代ですから売却も難しい。でも、このような土地をきちんと管理し必要なときには返していただくという約束で、地域のコミュニティ活動のために無償でお貸ししているケースもあります。喜ばれるし管理費は必要なくなるので一石二鳥です。これからは地域のニーズを積極的に知る努力をして、地域活動を応援し県民負担の軽減にもつなげていかなければいけません。
 ただ申込みを待つのではなく、「こんな使い方ができます。ご利用される人はいませんか」と積極的にこちらから提案する。庁内では、応援できる事業や施策はないか知る努力をする。それが「攻めの管理」です。これからの施設や財産の管理のあり方だと思っています。
 希望やアイディアがあれば、管財課へご連絡ください。


Q. 今、県民開放を前提に「周南総合庁舎」を建て替え中というお話がでましたが、それはどんな施設になるのですか?

Answer
新・周南総合庁舎 新しい周南総合庁舎は、旧・徳山市体育館跡に建設中です。建物は7階建てで、分散している各事務所が入ります。開放するのは、1階のエントランスホール、2階の約400人収容の多目的会議室「さくらホール」と小会議室「ふれあいルーム」、7階の展望レストランです。駐車場も大部分は土曜・日曜日には一般開放します。特にさくらホールは、バレー・バトミントン・インディアカ・卓球・剣道などのスポーツができるよう、床を強化し、天井を高く設計してあります。いすも壁から電動で出し入れできますので、講演会などにも利用できます。これらの開放施設は、平日だけでなく土曜・日曜日もなんと夜10時まで使用できます。
 地域や周辺環境にマッチした、開かれた明るいイメージの周南総合庁舎が、皆さんの生活空間の一部になって欲しいですね。
 今年10月26日に竣工の予定です。皆さん、大いに活用してください!

新・周南総合庁舎の施設使用の予約は、周南県税事務所まで。使用料が必要です。


Q. 「山口県旧県会議事堂」は、国の重要文化財。今、その復元工事が進められているそうですが?

Answer
現在工事中の県会議事堂 旧県会議事堂は大正5年(1916)に建てられた建物で、今、行っているのは建築の時の状態に復元する文化財復元工事です。議場が建設当時の姿で残っていることや、旧県庁と旧議会の建物が一体で残っているところは、全国でも山口県だけで、昭和59年には一体で国の重要文化財に指定されました。ちなみに、山口県の旧県庁舎・旧県会議事堂は、翌年建設された国会議事堂の習作ではないかといわれています。
 この旧議事堂は、建造物としての文化的価値もさることながら、近代日本の夜明けと発展を担った山口県の貴重な文化遺産です。しかし、ひたすら大事に保存するだけではもったいないですね。
 「文化財を使いながら残す」、活用を通じてその価値と先人の偉業を後世に伝えていくこと、それがとても大事だ考えています。
 今回の復元には貴重な財源を使っています。今度はそれを県民の皆さんにどのようにしたら還元できるか、観光などにどうつなげていくか。そのために、こんな使い方もできますよ…と積極的に提案していこうと思っています。例えば、講演会、演奏会のほか、フォトスタジオやファッションショー、ブライダルショー、ダンスパーティーなどに利用できないか。そのために最初から、展示物を移動して利用空間が作れるような展示方法にしようと考えています。
 もちろん、重要文化財であることを理解した上で使っていただくことが前提ですが、県民の皆さんや民間企業の知恵をお借りしながら、こんな使い方もできるのかと思っていただけるような、活動する、稼げる文化財にしたいですね。
 一般開放は来春の予定です。楽しみにしていてください。