平成16年3月26日号(HTML版)VOL.42
山口県広報広聴課

 
 
 
雇用・能力開発課・鶴岡課長

 3月は旅立ちの季節。でも、昨年3月に県内の大学・短大を卒業した学生の23.9%は就職できていないというデータがあります。こうした雇用情勢の中、山口県ではどんな支援を行っているのでしょうか。山口県商工労働部 雇用・能力開発課の鶴岡則道課長に、雇用対策などについて聞きました。

 
 
Q. 山口県が行っている若者の雇用対策には、どんな特徴がありますか?

Answer
 山口県の若者の雇用対策は、全国に先駆けたさまざまな取り組みをしていると自負しています。まずその1つが、優秀な人材の県外流出を防ごうと、経済団体と行政が協力して、いち早く「就職フェア」を立ち上げたことです。これは山口県内に住む学生や県外に進学している学生と県内企業との就職面接会で、毎年6月に開催しています。
 2つめとして、これもやはり全国に先駆けての立ち上げだったと思うのですが、平成9年から求人情報などをインターネットで提供する「山口就職電脳情報」を行っています。
 また、平成14年6月には山口県独自で「山口県雇用促進計画」を策定しました。これは体系的な雇用対策を進めるためのもので、全国的に例のないものではないかと思います。
 その計画に基づいて昨年「山口若者就職塾」を実施。就職塾では、最終的に就職に結びつけるため、まず就職基礎セミナーを行い、そこで若者たちの精神的なケアも含めたカウンセリングなどを行ったほか、スキルアップのための実践セミナーも実施しました。
 また、一番新しい取組として、今年の4月から「若者就職支援センター」もスタートします。

 

 
Q. 「若者就職支援センター」とは、どんなセンターなのですか?

Answer
 雇用対策は県だけでなく、国でも行っていますが、県民の皆さんにとって県も国も関係ありません。そこで山口県では窓口を一本化して若年層の雇用対策を体系的・総合的に進めていく機関を作ろうと、数年前から準備してきました。そこへ昨年、国が「若者・自立挑戦プラン」を作成しましたので、これによる国の雇用対策の事業も、積極的にセンターで受け入れて実施することとしています。
 センターには「ハローワーク」の窓口を併設し、アドバイザーも配置して、相談から、情報提供、能力開発、職業紹介に至るまでの一連のサービスを提供していくことになります。でも、今や就職を希望する大学生が80%を切る時代。職員がセンターで来訪者をただ待つのではなく、大学へ出向いてカウンセリングを行ったり、若い人をスタッフにしたりして、若者が相談しやすい雰囲気づくりを図りたいと考えています。オープンは4月1日。JR「新山口駅」新幹線口から徒歩3分です。皆さん、どうぞ活用してください!
 就職がまだ決まらない人は「あきらめないこと!絶対就職するぞ」という気持ちを持ち続けて!
 

 
Q. 「山口就職電脳情報」とは、どんなものなのですか?

Answer
山口就職電脳情報 山口就職電脳情報は、新卒向け求人情報やUターン向け求人情報など各種の雇用関連情報をインターネットで提供しているもので、平成9年に立ち上げて以来、年々充実させています。
 昨年6月には、求職者と求人企業との出会いの場を提供するサイト「やまぐち人材バンク」もスタート。さらに昨年12月には「やまぐちジョブファイル」もスタートし、仕事の内容や求められる資格や能力など、さまざまな職業に関する情報をインターネットで閲覧できるようになっています。
 この山口就職電脳情報には「再就職活動マニュアル」のページもあり、適性適職を見極めるチェック事項・面接の攻略法・自己PRのコツ・履歴書を書くコツなど、就職に役立ついろいろな情報を紹介しています。もともとこれは、以前、県で冊子にしたものが有名になり、それをWeb版で紹介したものなんですよ。
 山口就職電脳情報は、ご自宅のパソコンから利用できますので、ぜひ見てください!
 

 
Q. 平成17年に山口県で「技能五輪・アビリンピック山口大会」が開催されるそうですね?

Answer
 「技能五輪」は23歳以下の若者がものづくりの技能を競う大会です。山口県では、その技能五輪と一緒に「全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」を、全国で初めて同時開催します。最近、若い人のものづくり離れが進んでいるといわれますが、ものづくりは国の産業の礎。人材育成を進めていかなければなりません。平成17年の山口大会をぜひ、その契機にしたいと思います。また、障害者の方が社会でもっと活躍できるようにするためにも、同時開催は効果が大きいと思います。
 技能五輪といえば、昨年の新潟大会で、山口県からは山陽町の川上菜奈さんが洋菓子製造で日本一の金賞を受賞したのをはじめ、銀賞2名、銅賞1名、敢闘賞10名という、過去最多の14名の選手が入賞! 喜びと驚きでいっぱいでした。実は、私も新潟に行き、若い皆さんが一心不乱に取り組んでいる姿を見て、目頭が熱くなったんですよ。そういう姿を山口県の皆さんにぜひ見てもらいたい。子どもから大人まで、きっとだれが見ても感動すると思います。ものづくりの素晴らしさ、面白さを、ぜひ知っていただきたいですね。
 今年の技能五輪・アビリンピックも、ぜひ応援してください!
山口大会のキャラクター「たくみちゃん」
公募で選ばれた平成17年の山口大会のキャラクター「たくみちゃん」。山口県名産の夏みかんがモチーフです。