平成15年11月28日号(HTML版)VOL.34
山口県ホームページ

 
   
 
人事課・小田課長

 「行政改革」と「県民サービス向上」に向けて今、懸命に取り組んでいる山口県総務部人事課。自身も熱気いっぱいの小田由紀雄課長に、今、最もホットな話題について聞きました。

 


 
Q. 人事課では行政改革に取り組んでいるそうですが、なぜ行政改革が必要なのですか?

Answer
 一つには社会経済情勢の変化によって、県民の皆さんのニーズ・意識がかなり変わってきたということがあります。行政はサービス提供者。サービスを受ける皆さんの意識が変われば、サービスを提供する側の組織のあり方、提供の方法も当然変えていかなければなりません。
 また、近年のように県の財政力が厳しくなると、今まで県民の皆さんに提供してきたものを、見直す必要が出てきました。その中で必要なものは今まで以上にやっていかなければなりませんが、必要のないところは削って必要のあるところへシフトさせていく。県の財源や人材などは、社会経済の動きや県民の皆さんのニーズに合う形で配分を変えていく必要があり、それを今後どうしていくのかを考えるのが、行政改革だと思うのです。行政改革がなぜ必要なのかというと、まず県民の皆さんのニーズの変化。それが一番大きいですね。 
 


 
Q. 今、取り組んでいる行政改革の中でも、主なものというと?

Answer
 行政改革の進め方について、委員になって頂いた民間の方たちと一緒に検討する「行政改革推進委員会」というのがあり、11月10日にそこで検討した案の一つが、今、34ある県の外郭団体の見直しについてです。今の時代にふさわしい外郭団体とはどうあるべきか、そのまま存続させるのか、今までの事業のあり方のままでいいのかなど、経営状況を考えながら団体ごとの見直し計画を作ろうというのが、今年度の柱の1つです。
 そのほか、県職員の新しい定員管理計画にも取り組んでいます。県職員は今、4,700人くらい。それを将来的に何人ぐらいにするのか。新しい行政ニーズに対応して職員を配置していくことも必要ですが、逆に、この事業はもう少し整理してもいいのでは・・・といった事業自体の見直しや、市町村合併が進んだ場合、例えば県の出先機関などをどうしていくのか。合併で市町村が大きくなれば、県の出先の数は減るのが一般的な傾向です。そうした組織のあり方も含めて、10年くらい先に県の職員数をどの程度にするのが適切なのかといった管理計画も今年度中に作ろうと今、取り組んでいるところです。

 




 
Q. 県では開かれた県政づくりに取り組んでいるそうですね。具体的にいうと、どんなことですか?

Answer
山口県のホームページ 今、地域の住民の皆さんによる主体的な地域づくりへの取り組みが進みつつあり、それは本来あるべき姿として、とても大事なことだと思います。県としても、より良い県づくりを進めたい。それならば県からまず情報を出し、それに対して県民の皆さんから意見を頂くなど、キャッチボールをしながら県づくりを進めていくことが大事であり、開かれた県政は県民の皆さんとの協働による県づくりの原点だろうと思います。
 開かれた県政づくりの具体例といえば、県のホームページを立ち上げて、各所属でどんなことをやっているのかを公開していることがまず一つ。そのほか、これまで行政では、大きな計画をつくる際、案の段階ではあまり公開してこなかったのですが、今は案の段階から公開して、皆さんから意見を頂き、それを反映していこうという「パブリック・コメント」の手法を取り入れています。
 また、市町村合併について「出前講座」といって、地域の住民の皆さんから要望があれば県の職員が集まりの場へ出かけて行って、合併について説明することも行っているんですよ。
 


 
Q. 来庁者アンケートの結果が先日発表されました。ユニークな取り組みだと思うのですが、その結果は?

Answer
サービス全体の満足度 実は、職員の対応や電話の応対が悪いとか、苦情電話がかかってくることがあるんです。これからの県づくりを県民の皆さんと協働して進めていくには、お互いの理解が必要で、その第一歩となるのが職員の対応だと思うんですね。そこでまず、昨年10月から「電話を受けるときには所属名と名前を名乗ろう」「県庁内などで迷っている方には『どちらへご用ですか?』と一声かけよう」「『お疲れさまでした』など見送りの一言を添えよう」という県民サービス向上運動に取り組み始めたんです。
 そして、その実践状況についてのアンケートを今年1月と8月に実施しました。その結果を比べたところ、「満足」と回答された方は前回51%から今回53%に増加。「ほぼ満足」と答えた方は前回39%、今回38%でした。「ほぼ満足」ということはまだ不満な点があるわけですが、逆にいえばあと少し改善すれば満足して頂けるようになるということです。そこで今後はもっと「満足」という回答が増えるよう、取り組んでいこうと思っています。
 実は8月のアンケート結果で「ほぼ満足」という回答を含めると91%の方が「満足」という数字には、正直、私はちょっとほっとしたんです(笑)。でも現状に満足せず、一層のサービス向上に取り組みたいと思います。

平成15年8月実施「来庁者アンケート」実施概要について